「広州空港・中国南方航空ラウンジの訪問記」の続きです。
続いて、広州から台北で飛んだ、中国南方航空ビジネスクラスの搭乗レポートをさせていただきます。
このページでは、ビジネスクラスの座席シート、エンターテイメントシステムなどのレポートをいたします。ビジネスクラス機内食のレポートは次のページでしています。
機種はボーイング777。
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ゲートに向かうと、中国南方航空機が見えてきました。シーズンや曜日によって変わることもあるかと思いますが、今回はボーイング777と、短距離にしては大型機でした。
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ゲートでは既に搭乗手続きが開始されていました。この長い列はエコノミークラス用ですが、今回私はビジネスクラス利用だったので、誰も並んでいないビジネスクラス用のほうから、すぐに搭乗することができました。
ちなみに、デルタ航空のゴールドメダリオン会員(=スカイチームのエリートプラス会員)であれば、中国南方航空をエコノミークラスで利用する時も、ビジネスクラス側から優先搭乗することができます。
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席に着くと、すぐにおしぼりを持ってきてくれました。20代前半のかなり若い女性乗務員でしたが、笑顔がまったくなく、残念な気持ちでフライトがスタートしました。
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ウェルカムドリンクにはオレンジジュースを頼みました。ちょっと日本のオレンジジュースと色が違います。
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スリッパは、わざわざ袋から出して、床に置いてくれました。これぐらい自分でもできますが、してくれると気持ちがいいものです。「おもてなし」の日本の航空会社がしてくれないのが不思議です。
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靴べらももらいました。
見かけは普通なシートだが
ほぼフラットになり寝るには十分
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安全のしおりです。機種はボーイングの777−200でした。シーズンによっては、成田〜広州線または関空〜広州線でも使用されることがあります。
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ビジネスクラス全体の様子です。横の配列は2列〜2列〜2列でした。ビジネスクラスの乗客は、私を含めて3人しかいませんでした。
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横から見た感じです。シートは普通ですが、前のシートとの間隔が十分あるのがわかります。
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シートのリクライニング用ボタンです。背もたれ用、フットレスト用と、2つのボタンしかないシンプルなつくりでした。ご年配の方にはこのようなボタンのほうがいいのかもしれません。シンプルイズベストとは、このようなことを言うのでしょうか。
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リクライニング前の様子です。
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最大にリクライニングした時の様子です。
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リクライニングしている時の、足元の様子です。
完全に180度水平になるフルフラットではありませんでしたが、とても寝心地のよい角度でした。「実は、フルフラットが1番とは限らないのでは?」とさえ思ってしまいました。
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パーソナルモニターです。前のシートの背面にあるタイプではなく、下から引き上げるタイプでした。エコノミークラスの一番前の列のような感じです。
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コンセントが1つありました。コンセントのみで、USBケーブルを差せるところはありませんでした。
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枕です。
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ブランケットです。中国南方航空のロゴが書かれていました。
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外の様子です。雲が多かったです。
中国南方航空
ボーイング777ビジネスクラスの評価
(あくまでも個人的な感想です)
初めて利用した、中国南方航空・ボーイング777ビジネスクラスの評価ですが、星5つ中、星3個にしたいと思います。
このシートですが、一瞬見た感じはしょぼいですが、ほぼ水平までリクライニングすることができ、座り心地は思った以上に良かったです。
また、パーソナルモニターは下から引き上げるタイプですが、前の席との間隔が広いため、変に遠くなるより、引き上げて画面が近くに来るタイプのほうがいいと思いました。
今回乗ったボーイング777のビジネスクラスですが、もし成田〜広州線で乗ったとしても、中距離路線にしてはいいシートなのかと思います。
例えば、成田〜広州線にJALはボーイング767を運航していますが、ビジネスクラスはリクライニングがほとんどならないしょぼいシートなので、それと比較すれば、やはり今回の中国南方航空のシートはましだと思います。
シートは、短・中距離路線のビジネスクラスとしては十分でした。
また、このシートは、一部欧米路線のビジネスクラスにも使用されているので、長距離路線用のビジネスクラスシートととしても、十分通用する快適さだと思いました。
シートのリクライニングなどは問題ないのですが、プライベート空間が全くなかったので、星3個にしました。
以上、中国南方航空・ボーイング777−200のビジネスクラス搭乗記でした。
次の旅行記では、中国南方航空・ビジネスクラスの機内食をレポートいたします。 |