「アメリカ旅行の航空券を買いました」の続きです。ここでは、成田からサンフランシスコへのノースウエスト航空・エコノミークラスの搭乗レポートをしたいと思います。
以前にノースウエスト航空・ワールドパークスのマイルを使って香港へ行ったときにノースウエスト航空を利用しましたが、その時はビジネスクラスを利用しました。
なので、今回ノースウエスト航空のエコノミークラスは初めてとなります。
搭乗レポートの前に、成田空港でとても気に入った写真を撮ることができました。
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これがその写真です。この写真が気に入った理由ですが、まず、私はアエロメヒコ航空を成田で見れたのが今回初めてだったので、かなり興奮してしまいました。
しかも、他に写っているのがノースウエスト航空、アリタリア航空と、全てスカイチーム系航空会社だったので、つい撮ってしまいました。
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今回乗ったのはノースウエスト航空28便、サンフランシスコ行きです。デルタ航空7028便としてコードシェアもされていました。
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ほとんど見えなくて申し訳ありませんが、これが今回乗った飛行機です。機種はエアバス330−200と、ボーイング747(ジャンボ機)より小さめの飛行機でした。
このエアバスだと、エコノミーにもパーソナルテレビが付いています。逆に、現在もロサンゼルス線、デトロイト線などに使われているボーイング747だと、エコノミーにパーソナルテレビはありません。
前方エコノミーだとパソコン用電源がある
前方の席(具体的には席番号23番までの席)だと、エコノミークラスでもパソコン用電源がついています。
なので、ノートパソコンの充電がなくなるか心配することなく、パソコンを使うことができます。
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これが席の下にあったパソコン用電源の装置です。コンセントは日本のタイプ以外のものも使えるような感じでした。
ちなみに、私はこの写真を撮るために変な姿勢をずっとしていたのですが、となりに座っていた女性が「この人何してるの?」という感じで見ていました(笑)。
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エコノミークラス全体の様子です。座席配列は2−4−2となっていました。ジャンボ機だと3−4−3となるので、このエアバス機だと2列分狭いことになります。
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水平飛行に入ると、すぐにこのような入国カードが配られました。約6年前にユナイテッド航空でアメリカに言った時は、到着間際に配られたので困った記憶がありますが、今回はゆっくり記入できてよかったです。
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次におつまみとジュースが渡されました。私はいつものように、大好きなオレンジジュースを頼みました。
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外の様子です。このような雲の海がずっと続いていきました。
パーソナルテレビはオンデマンド
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このように、エコノミーの各席にパーソナルテレビが装備されていました。
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1つ感心したのは、テレビ画面の端に、このようなつまみのようなものが付いていて、手前に引くのが簡単だったことです。
今まで、他の航空会社だと手前に引きづらくて困った経験があったので、これは素晴らしい心遣いだったと思います。これは日系もすぐに真似すべきだと思います。
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これは、画面を一時停止している時の画像です。下のところに「ll」と、一時停止のマークが表示されています。
このように好きなときに一時停止や巻き戻しができるオンデマンド方式だったので、トイレ休憩なども好きなときにすることができました。
なお、ゲームには簡単なものしかなく、スーパーマリオなどの質の高いゲームはありませんでした。シンガポール航空に乗って以来スーパーマリオに出遭えない私ですが、いつマリオは現れてくれるのでしょうか(笑)。
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フライトマップの様子です。このように、太平洋上を飛んでいきました。
機内食はおいしかったけど・・・
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これが一番目の機内食(夕食)でした。内容は、ビビンバ、スモークサーモンのサラダと、思ったより良かったものでした。
ところで、このようにサラダの容器がすごい状態で置かれたままでした。こんな状態で機内食が渡されたのは初めてだったので、これはノースウエスト航空のサービスなのかもしれません(笑)。
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鶏肉が入ったビビンバのアップ写真です。写真からも伝わってくるかもしれませんが、このビビンバ、かなりおいしかったです。これにはかなり満足してしまいました。
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おいしかったので、このように全てきれいに食べました。なお、容器がばらばらで渡されたので、私もこのようにばらばらの状態で返しました。レベルの低い者同士の戦いでしょうか(笑)。
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サンフランシスコ到着の少し前には、このような軽食が配られました。軽食としては、普通の内容でしょうか。
ノースウエスト航空・エコノミーの正直な感想
前回ノースウエスト航空に乗ったのはビジネスクラスだったのですが、特別良くはありませんでしたが、別に悪い点もありませんでした。
今回はノースウエスト航空のエコノミークラスだったわけですが、自分のフライトも周り人たちの評判通りになるのか、違う意味で期待していました。
なお、ここからの私の正直な感想ですが、これはあくまでも私だけの感想ですので、全員が同じように感じるわけではありません。なので、あくまでも参考程度にお読みいただけたらと思います。
実際にノースウエストのエコノミーを利用した感想ですが、確実に言えるのは、今までで一番悪かったフライトだということです。
いきなりストレートな意見を言ってしまいましたが、いくつかの例を挙げたいと思います。
1.物を投げる
おつまみとジュースの写真を載せましたが、実は、私の列が飛ばされてしまいました。たくさんの乗客を相手にするわけですから、これは仕方のないことです。
私が乗務員を呼ぶと、一言も謝らずに、おつまみの袋をテーブルに投げてきました。これにはびっくりして、もう唖然としてしまいました。
2.無視する
おそらく中国人だと思うのですが、斜め前に座っていた女性が呼び出しボタンを押していました。乗務員が来ると、何とボタンを消してすぐに去ってしまいました。
何か言おうとしていた乗客を、無視するようにすぐに乗務員は行ってしまいました。すると、その乗客はまたボタンを押しました。すると、また乗務員がボタンだけを消してまた去ってしまいました。
この乗客もそうですが、それをすぐ目の前で見た私もかなりびっくりしてしまいました。私は今までこのような光景を目にしたことがなかったので、こんな乗務員もいるのかと、変な意味で感心してしまいました(笑)。
客室乗務員ではなく、掃除のおばちゃん
食事を渡す時、下げる時、客に話す時、私は乗務員のおばちゃんたちをよーく見てみました。すると、ノースウエスト航空の乗務員たちは、どちらかというと清掃員のおばちゃんに見えてしまいました。
例えば、私がよく行くスーパーに、愛想がとても悪く、掃除も面倒くさそうにしていて、仕方ないから働いている、という感じの清掃員のおばちゃんがいます。
ただし、これはただのスーパーですので、別に挨拶をすることや笑顔を見せることは要求したいとは思いません。スーパーなので、掃除さえしていればよく、接客などは関係ありません。
ノースウエストの乗務員が動いているのを見ていると、この清掃員のおばちゃんのことが頭に浮かんできたのです。「面倒くさそう」「愛想が悪い」と、全てが同じだったのです。
私は、どうしてこんなに接客の悪い乗務員ばかりが働いているのだろうと不思議で仕方がありませんでした。
いろいろ考えてみましたが、私が達した結論は、ノースウエスト航空自体が接客に力を入れていないから、こんな乗務員ばかりがいるということです。
これは本当かどうかはわかりませんが、悪いサービスの責任は、無礼な乗務員たちよりも、その乗務員たちをきちんと監視していないノースウエストにあるかと思います。
接客は最悪だけど、マイレージは最高
私は、乗務員の質は低いままにしておく代わりに、魅力的なマイレージプログラムで客を誘惑しようというのがノースウエストの戦略だと思いました。
いくら接客が悪くても、マイレージの内容が良ければ、それに誘惑されてたくさんの人たちが乗ってくれる、というのがノースウエストの考えであると私は思います。
実際に、NW・ワールドパークスは、格安航空券でも100%加算、マイレージの有効期限なし、必要マイル数も少なめなど、魅力満載のマイレージプログラムです。
魅力がある証拠として、日本で一番会員数の多い外資系マイレージプログラムは、やはりNW・ワールドパークスです。
接客は最悪だけどマイレージは最高と、極端であるノースウエストですが、私はこの方針に反対はしません。なぜならば、最終的な判断は私たち顧客がすることだからです。
サービスが悪くても、安くてマイレージ的に有利なノースウエストを飛びたいという方もいれば、いくらマイレージが良くてもサービスの悪い航空会社は飛びたくないという方もいます。
ノースウエストは、おそらく前者のタイプのお客さんに支えられている航空会社だと思います。サービスなんかどうでもいいから、とにかく安く目的地に運んでくれるだけでいいよ、というタイプの乗客です。
ただし、サービスは悪いけどマイレージはいいよと、ある意味開き直っている感じのするノースウエストですが、これはこれで、はっきりしていることは良いこととして見ることができるのかもしれません。
今回、航空券代、サービス、マイレージと総合的に航空会社を見る大切さを痛感させられました。
なお、これはあくまでも私だけの体験と意見であり、みなさんにノースウエストを利用しないようにすすめているわけではありませんのでご注意ください。
以上ですが、ノースウエストの搭乗レポートでした。次回は、サンフランシスコ空港のレポートをしたいと思います。 |