一部の例外を除き、各マイレージプログラムの上級(エリート)会員のステータスを獲得するには
1.必要マイル数(ステータスマイル)を獲得する
2.必要フライト区間数分のフライトを飛ぶ
の2つの方法があります。
2つめの必要フライト区間数とは、飛んだフライトの数のことを指します。
例えば、成田−ニューヨーク間を直行便で往復した場合、行きと帰りで2回(2便)飛んだことになるので、フライト区間数は2になります。
もし成田−フランクフルト−バルセロナ間の往復をすると、合計で4回(4便)飛んだことになるので、フライト区間数は4になります。
なので、経由便を利用するほど、フライト区間数は増えやすいことになります。
短い国内線でもOK
この必要フライト区間数ですが、フライトの距離は一切関係ありません。
例えば、アメリカのロサンゼルス〜サンフランシスコ間を往復した場合でも、行きと帰りで2回飛んだことになるので、これもフライト区間数が2になります。
実際の例として、ユナイテッド航空(UA)・マイレージプラスの上級会員制度を見てみます。
UA・マイレージプラスのプレミア会員(1番レベルの低い上級会員)になるには、1暦年に25,000フライトマイル以上獲得、または25フライト区間数以上飛ぶ必要があります。
例えば、1暦年(1月から12月)の間に、ユナイテッド航空でロサンゼルス−サンフランシスコ間を13往復した場合、合計でフライト区間数は26になります。つまり、プレミア会員になれることになります。
この場合、1暦年に25,000マイル以上獲得していなくても、フライト区間数の条件さえ満たしていれば、上級会員になることができます(一部のマイレージプログラムでは例外あり)。
このように、普段は長距離の国際線を利用されない方も、必要フライト区間数の制度を活かすことにより、エリート会員になれるチャンスは十分にあります。
必要フライト区間数ですが、マイレージプログラムにより異なります。詳細は各マイレージプログラムの上級会員(エリート会員)制度でご確認ください。
注目情報:
デルタ航空・スカイマイルでは、1暦年に必要マイル数または必要区間数に満たさなくても、指定されたクレジットカードに入会し保有し続けるだけで、永久に上級会員になれる珍しいサービスを行っています。
つまり、指定されたクレジットカードを保有し続ける限り、永久にボーナスマイルやビジネスクラスラウンジ利用権などの特典を利用できることになります。 |