対象の航空会社に乗ると、「上級会員(エリート会員)のみがもらえるボーナスマイル」というものがもらえます。
具体的には、対象の航空会社に対して、上級会員だけマイル加算率がアップされます。
例えば、「一般会員の加算率が100%のところを、上級会員だと50%プラスされ、加算率が150%にアップされる」という感じです。
上級会員のレベルによって、ボーナスマイル加算率も異なります。会員レベルが上がるにつれて、ボーナス加算率も上がります。
例として、いくつかのスターアライアンス系マイレージプログラムを挙げています。
ANAマイレージクラブは自社便のみ
まず全日空・ANAマイレージクラブですが、ブロンズ、プラチナ、ダイヤモンドの各上級会員は、上級(エリート)会員用ボーナスマイルを獲得することができます。
対象になる航空会社ですが、自社便であるANAと、ユナイテッド航空のみです。そしてボーナスマイル加算率ですが、ブロンズは50%、プラチナは100%、ダイヤモンドは125%になります。
例えば、ブロンズ会員がエコ割運賃でANAを利用した場合、本来の加算率70%+50%となり、120%分のマイルが加算されることになります。
ユナイテッド航空・マイレージプラスは自社便+他社5社
続いてユナイテッド航空(UA)・マイレージプラスです。
ANAマイレージクラブでは、上級会員ボーナスマイルの対象になるのは自社のANAだけでしたが、UA・マイレージプラスでは、自社のユナイテッド航空の他に、ANA、エアカナダ、ルフトハンザドイツ航空、スイス航空、オーストリア航空も対象になります。
例えば、UA・マイレージプラスのプレミア会員がエアカナダのエコノミーで成田〜バンクーバー線を飛ぶと、通常の加算率100%+25%となり、125%分のマイルが加算されることになります。
ルフトハンザ航空・マイルズ&モアは自社便+他社11社も
ANAマイレージクラブでは自社便のみ、UA・マイレージプラスでは他社5社が上級会員ボーナスマイルの対象でしたが、ルフトハンザドイツ航空・マイルズ&モアでは、何と自社便以外に、11つもの航空会社が対象になります。
その11つの航空会社とは、スイス航空、オーストリア航空、エアカナダ、ユナイテッド航空、アドリア航空、クロアチア航空、LOTポーランド航空、エアドロミティ、ブリュッセル航空、ジャーマンウィングス、ルクスエアになります。
つまり、LH・マイルズ&モアの上級会員は、自社のルフトハンザだけでなく、上記8つの提携航空会社に乗ったときにも、ボーナスマイルの加算率が追加されることになります。
この中ではLH・マイルズ&モアが一番有利
以上、スターアライアンス系3つのマイレージプログラムを例として挙げてみましたが、上級会員用ボーナスマイルの対象になる航空会社数には、このように大きな差があります。
上の3つのマイレージプログラムの場合、ルフトハンザドイツ航空・マイルズ&モアの上級会員が、上級会員ボーナスマイルを獲得できるチャンスが一番あることになります。
なので、すでに上級会員の方、またはこれから上級会員になる可能性がある方は、自分がよく乗る航空会社便が、ボーナスマイルの対象になっているかを知ることにより、ボーナスマイルで一気にマイルを稼ぐことができます。
各マイレージプログラムで、どの提携航空会社が上級会員用ボーナスマイルの対象になっているかは、各マイレージプログラムの上級会員制度で知ることができます。
注目情報:
デルタ航空・スカイマイルでは、指定されたクレジットカードに入会し保有し続けるだけで、永久に上級会員になれる珍しいサービスを行っています。
つまり、指定されたクレジットカードを保有し続ける限り、永久にボーナスマイルやビジネスクラスラウンジ利用権などの特典を利用できることになります。 |