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特典航空券の予約/発券後に、燃油サーチャージが安くなったら、差額分は戻るの?
※このページでは、特典航空券を予約した後の、燃油サーチャージの変動について解説しています。
燃油サーチャージが下がっても、何もしなければ返金はされない
特典航空券を一旦予約し、既に燃油サーチャージ代も払った後に、燃油サーチャージ代が下がるケースがあります。
例えば、2月に、9月搭乗分の特典航空券を予約し、2月当時の燃油サーチャージ代を払った後、6月になったら燃油サーチャージ代が下がるようなケースがあります。
より具体的にしてみると、2月に、9月搭乗分のハワイ行きの特典航空券を予約し、当時の燃油サーチャージ代である12,000円を払ったが、6月になったら燃油サーチャージ代が無料になった、というパターンです(燃油代は例です)。
この場合、何もせずに、そのまま9月に特典航空券で旅行をしたら、払った12,000円の燃油サーチャージ代はそのままになります。
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便を変更すれば、燃油サーチャージ代の下がった分が戻るチャンスあり
上の例は、特典航空券の予約後に、燃油サーチャージが下がってしまったパターンですが、この場合、差額を取り戻す方法があります。
まず出来ることは、便を変更することです。
実は、特典航空券に払う燃油サーチャージ代は、発券日だけでなく、変更日に基づいても決まります。
上の例の場合、燃油サーチャージが無料になった6月に、特典航空券の便を変更すると、今度は、変更をした6月の燃油サーチャージ代が新たに適用されます。
つまり、変更をした6月の燃油サーチャージ代は無料のため、2月に一旦払った12,000円が0円になるのです。つまり、2月に払った燃油サーチャージ代は返金されることになります。
ここで大事なのは、便名を変更しただけでも、特典航空券の変更をしたことになり、変更した時の新しい燃油サーチャージが適用される点です。
上の場合、
発券日/
予約日 |
燃油代 |
初めの発券日
2月 |
12,000円 |
便名の変更日
6月 |
0円 |
となっているので、6月に便名を変更するだけで、新しい0円の燃油サーチャージ代が適用されて、差額が戻ってくることになります。
例えば、燃油サーチャージが無料になった6月以降に、予約した9月のハワイ行き特典航空券を、同じ日の1便遅い便へ変更したとします。
そうすると、変更日である6月の燃油サーチャージが適用され、結果、差額の燃油サーチャージが戻ってくることになります。
逆の例として、6月以降の燃油サーチャージが、往復20,000円に上がってしまった場合は、差額の8,000円を追加で払う必要があります。なので、燃油代が上がってしまった場合は、できるだけ変更しないことも大事になります。
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日付の変更でも仕組みは同じ
上の例は、出発日は同じ日にしたまま、便だけ変更したケースですが、
「1日に1便しかない路線」
「同じ日の他の便は既に満席」
など、日付は同じままにして、便名だけを変更することができないケースもあります。
そのような場合、次にできる手段は「日付の変更」になります。
例えば、9月10日出発の予約を、9月11日出発に変更すれば、変更時の新しい燃油サーチャージが適用されることになります。
ただし、暦通りの休みしかとれない場合、今から休みの日程を変更するのはできない場合、前後数日間で空席がない場合、この方法は難しいのが現状です。
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可能性は低いが、2−3回変更して、初めの搭乗日に戻すことも可能
便名や日付を変更して、燃油サーチャージを下げる方法ですが、1番の理想は、
「燃油サーチャージ代を下げて、差額を取り戻して、しかも初めの搭乗日にそのまま乗ること」
ではないでしょうか。
例えば、もともとの搭乗日は7月15日で、新しい燃油サーチャージを適用させるために、後から搭乗日を7月18日に変更したとします(7月16〜17日に空席はなし)。これで、まずは差額の燃油サーチャージ料金が戻ってくることになります。
7月18日に変更した直後、その時点でまだ7月15日に空席があれば、また7月15日に変更すれば、結局は希望の7月15日に乗れることになります。
これで、「燃油サーチャージを取り戻す」「希望日に乗る」の両方が達成できるわけです。
ゴールデンウィークやお盆休みなどの繁忙期だと、スタンバイしている人たちが多くいたり、元々の特典航空券用の枠が少なく、一旦搭乗日を変更してしまうと、また同じ日に変更し直すことは難しいですが、日付が少し変わってでも、燃油サーチャージ代を節約したい方は、試すべき方法です。
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上のように、何度か変更する方法を実践できるのは、変更手数料が無料の場合のみ
上の「便名や搭乗日を変更する方法」は、燃油サーチャージが下がった時に重宝する方法ですが、1つ大事な点があります。
それは、マイルを使ったマイレージプログラムで、特典航空券の変更手数料が無料の場合のみ、上の方法を実践できるということです。
例えば、日本のANAマイレージクラブはANA便や提携航空会社に対して、JALマイレージバンクは公式HPでの提携航空会社に対して、特典航空券の変更手数料が無料になっているので、上の方法を試すことができます(手数料や条件等は予告なしに変更される可能性あり)。
しかし、特典航空券の変更手数料が無料なのは少数派で、外資系航空会社のマイレージプログラムだと、手数料が発生するのが一般的です。
例えば、日本で会員数が多いデルタ航空・スカイマイルの場合、特典航空券の日付・便の変更は、1回につき150米ドルもかかります。
安くなった燃油サーチャージの差額を取り戻せても、1万円の以上の手数料がかかることを考えると、損得の計算をし、それでもお得な場合のみ、変更したほうが賢明かもしれません。
マイレージプログラム別・特典航空券の変更手数料はこちらからご覧ください。
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ANAなら国内線区間を変更するだけでOK
ANAマイルを使った予約済みのANA国際線特典航空券があり、その中にANA国内線区間が含まれている場合は、燃油サーチャージの返却がより容易になります。
なぜなら、ハワイ行きなどの国際線部分の便・搭乗日はそのままにしておいて、羽田・成田への国内線乗り継ぎ便を変更するだけでも、新しい燃油サーチャージが適用されているからです。
例えば、往路の経路が福岡→羽田・成田→ホノルルの場合、福岡→羽田の便を変更するだけで、新しい燃油サーチャージが適用され、差額を乗り戻せます。
多くの国内線では1日1便以上あるので、1便前後へ変更するだけで、燃油サーチャージを取り戻せる簡単な方法になります。
ANAマイル使用のANA国際線特典航空券を予約済みの方は、ぜひ実践したい方法です。
ちなみに、燃油サーチャージが高い期間は、東京に住んでいても、復路は故意にホノルル→成田→福岡のように国内線区間を含めて予約をしておいて、燃油サーチャージが下がった場合に対応できるようにしておく上級者もいます。
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