「利用できる場合」と「利用できない場合」があります。
上級会員になるメリットの1つとして、搭乗する座席クラスに関係なく、空港ラウンジを利用できることがあります。
ただし、全ての上級会員がこのメリットを利用できるわけでなく、これは上級会員のレベルによって待遇が異なってきます。
例外もありますが、基本的に、ほとんどのマイレージプログラムでは、上級会員に最低3つのレベルがあります。
ここでは説明をわかりやすくするために、この3つ(以上)のレベルを上から上・中・下と表現したいと思います。
ほとんどのマイレージプログラムでは、「上」「中」レベルの上級会員は空港ラウンジを利用できますが、一番下である「下」レベルの上級会員は空港ラウンジを利用することができません。
例として、デルタ航空・スカイマイルを見てみます。
DL・スカイマイルには4つのエリート会員レベルがあります。
4つのレベルのうち、一番高いレベルを「極上」とした場合、「極上」レベルはダイヤモンド、「上」レベルはプラチナ、「中」レベルはゴールド、「下」レベルはシルバーになります。
これら4つのエリート会員レベルに対しての、空港ラウンジ利用権は以下のようになります。
○:極上(ダイヤモンド)
○:上 (プラチナ)
○:中 (ゴールド)
×:下 (シルバー)
このようにDL・スカイマイルの場合、同じエリート会員でも、ダイヤモンド会員、プラチナ会員、ゴールド会員はラウンジ利用がOKですが、シルバー会員はラウンジの使用ができません。
これは、当サイトで紹介しているほとんどのマイレージプログラムでも同じことが言えます。
これから上級会員になって、エコノミークラスで旅行するときも空港ラウンジを利用されたい方は、「中」レベル以上の上級会員を目指すことが必要になります。
アシアナ、大韓航空、キャセイ、エミレーツは例外
ただし、例外があります。当サイトで紹介しているマイレージプログラムの中では、
・アシアナ航空・アシアナクラブ
・大韓航空・スカイパス
・キャセイパシフィック航空・アジアマイル
・エミレーツ航空・スカイワーズ
の4つが例外になります。
これら4つのマイレージプログラムでは、いわゆる「下」レベルの上級会員も、条件付きで空港ラウンジを利用することができます。
例えば、キャセイパシフィック航空・アジアマイルでは、搭乗する航空会社がキャセイパシフィック航空便または香港ドラゴン航空便である場合のみ、ビジネスクラスラウンジの利用が許可されます。
逆に、他の航空会社便(例えばJAL便、カンタス航空便、ベトナム航空便等)を利用する場合は、ラウンジも利用することができません。
自分は「下」レベルの上級会員にしかなれないけど、それでも空港ラウンジ利用権が欲しいという方は、上記4つのマイレージプログラムの上級会員になるのも1つの方法です。
注目情報:
デルタ航空・スカイマイルでは、指定されたクレジットカードに入会し保有し続けるだけで、永久に上級会員(ゴールド)になれる珍しいサービスを行っています。
つまり、指定されたクレジットカードを保有し続ける限り、永久にボーナスマイルやビジネスクラスラウンジ利用権などの特典を利用できることになります。 |