2012年5月に、韓国のソウル、中国の上海と広州、台湾の台北を周る北アジア特典旅行に行ってきました。
特典航空券の詳細
まず、今回の旅行で使用した特典航空券の詳細は以下の通りになります。
●マイルを使ったマイレージプログラム
デルタ航空・スカイマイル
●使ったマイル数
45,000マイル
(スカイマイル特典・ビジネスクラス往復・日本〜北アジア間)
●旅程・航空会社・座席クラス
区間数 |
航空会社
&
飛行区間 |
座席クラス |
1 |
大韓航空
成田→ソウル仁川
(※仁川で24時間以内の乗継で1泊) |
ビジネスクラス |
2 |
大韓航空
ソウル仁川→上海浦東
(※上海でストップオーバー) |
ビジネスクラス |
3 |
中国東方航空
上海浦東→香港
(※香港は乗り継ぎのみ) |
ビジネスクラス |
4 |
中国南方航空
香港→広州
(※広州が目的地) |
エコノミークラス
(※エコノミークラスのみの小型機だったため) |
5 |
中国南方航空
広州→台北桃園
(※台北では乗り継ぎのみ) |
ビジネスクラス |
6 |
チャイナエアライン
台北桃園→成田 |
ビジネスクラス |
デルタ航空による
突然の特典マイル数引き上げの
悪夢を見たために急きょ発券
まだ記憶に新しい方も多いかと思いますが、2011年2月に、デルタ航空・スカイマイルは予告なしに特典の必要マイル数を引き上げました。
余談ですが、私はマイルのことをよく考えているため、1〜2ヵ月に一度は、マイル関連の夢を見ます。
ある日、「デルタ航空が、また予告なしに必要マイル数を値上げして、日本〜北アジア間のビジネスクラス特典マイル数が、45,000マイルから70,000マイルに引き上げられた」という夢を見てしまいました。
もちろん夢だったのですが、起きるとすぐに、パソコンを立ち上げて、デルタ航空公式サイトで確認しましたが、特典マイル数に変更はなく45,000マイルのままでした。当たり前ですが、かなりほっとしました(笑)。
実は、今まで何となく、中国に行ってみたいという気持ちがありました。ニュースではよく、反日デモなどのマイナスな情報ばかりが入ってくるので、良くないイメージが強いのも事実だったのですが、今や経済大国世界2位の国なので、自分の目で中国を見てみたい気持ちもありました。
日本〜中国間のビジネスクラス特典の必要マイル数は45,000マイルですが、これもそのうち、急に引き上げられる可能性もゼロではないので、思い切ってマイルを使うことにしました。
目的地は広州に。
ソウルで1泊の乗り継ぎして、
途中の上海でストップオーバー。
今回の特典旅行の最大の目的は、上海で観光することだったのですが、単純に東京〜上海間を往復するだけではもったいないので、往路も復路も乗り継ぐルートにしました。
ちなみに、エコノミークラス特典ではなくビジネスクラス特典にした理由ですが、それは単純に、ビジネスクラス特典のマイル数だけが引き上げられた夢を見たからです(笑)。
初めは、上海を目的地とする特典を考えていたのですが、せっかくなので、できるだけ多くの区間を飛んで、各航空会社のハブ空港のラウンジも体験したいと思いました。
なので、スカイチームに加盟しているアジア系航空会社である、大韓航空、中国東方航空、中国南方航空、チャイナエアラインの4社を組み合わせることにしました。
広州を目的地にした理由ですが、別に広州で観光する気持ちは全然なく、中国南方航空のハブ空港が広州であり、広州空港のラウンジを体験してみたかったのが理由です。
急に決めた特典旅行だったので、出発の数週間前で、しかもゴールデンウィークだったので、ビジネスクラス特典に空きがないことを覚悟しましたが、全ての区間で空席があったのでラッキーでした。
ラッキーというよりは、中国路線は、日本の繁忙期でも特典に空きがある傾向が強いのかもしれません。過去にも、ゴールデンウィークや年末年始でも、中国路線には特典の空きが目立つことが多かったです。
上の表の通り、行きは成田→仁川→上海→香港→広州と4区間、帰りは広州→台北→成田と2区間の旅程ですが、行きの4区間が多すぎる、または遠回りと判断されて、希望通り予約できないのでは?と不安な気持ちでした。
恐る恐るデルタ航空に電話して、上の希望区間を1つ1つオペレーターに伝えると、「ビジネスクラス特典だと往復45,000マイルで大丈夫なようです」と言われたので、そのまま発券しました。
ちなみに、このオペレーターの方は「大丈夫なようです」と言っていましたが、成田〜広州のような直行便ならまだしも、今回のような飛行区間が多くなる特典だと、全区間を端末に打ち込んでみるまでは、最終的な必要マイル数がわからないということなのでしょう。
なお、初めは、仁川では同日乗り継ぎにする予定だったのですが、そうすると、仁川での大韓航空ラウンジではゆったりできず、上海の到着も遅めになるのが嫌だったので、仁川では24時間以内の乗り継ぎをすることにしました。
具体的には、仁川には午後に到着して、翌日の午前中に上海に出発する旅程です。これは24時間以内の乗り継ぎなので、ストップオーバーにはならずに、乗り継ぎの扱いになります。
無事特典を予約し、電話を切った数時間後、EチケットがEメールで送られてきました。
翌日、今回の特典で乗る大韓航空、中国東方航空、中国南方航空、チャイナエアラインの各社に直接電話をして、座席番号の指定をお願いしたら、各社ですぐに対応してくれました。
各航空会社で「予約番号は?」と聞かれたのですが、私が知っていた予約番号は、マイルを使用したデルタ航空用だったので、「予約番号はわからない」と伝えると、日付、便名、名前を伝えると、座席番号の指定をしてくれました。
マイル単価はいくらか?
マイル単価ですが、今回の特典航空券は、成田〜広州という直行便がある区間を、故意にソウル、上海、香港を経由していく旅程にしたので、もちろん、そのような航空券は販売されていません。
なので、今回と同じ旅程の航空券を購入する場合は、各区間の片道航空券を購入することになります。
ただし、みなさんご存知の通り、片道航空券の料金は高めに設定されていて、その高めの料金を基にマイル単価を計算するのもどうか?と思うので、各航空会社で、ビジネスクラスの往復航空券を買った場合の、半分の運賃をもとに計算してみました。
飛行区間 |
航空券の料金
(往復チケットを
買った場合の
半分の料金) |
成田→仁川→上海
(大韓航空) |
約70,000円 |
上海→香港
(中国東方航空) |
約30,000円 |
香港→広州
(中国南方航空) |
約15,000円 |
広州→台北
(中国南方航空) |
約50,000円 |
台北→成田
(チャイナエアライン) |
約30,000円 |
. |
合計
約195,000円 |
と、航空券代は合計で約195,000円になりました。
各航空会社別に、往復航空券を買った場合の料金の半分で計算してみました。このような旅程・航空会社の組み合わせの航空券はもちろん販売されていないのですが、一応この計算でマイル単価を出してみたいと思います。
約195,000円を45,000マイルで割ると、
195,000 ÷ 45,000 = 約4.3
となり、今回の特典航空券のマイル単価は約4.3円になりました。
エコノミークラス特典の平均的なマイル単価を2円とすると、今回はビジネスクラス特典だったので、2倍である約4円になったと考えると、今回の特典は平均的な使い方だったのかと思います。
もちろん、1つの航空券に4つの航空会社を組み入れた時点で、特典航空券のメリットを活用できているわけですが、もう少しマイル単価が高くてもよかったかな?というのが正直な気持ちです。
何せ、前回のANAマイルで利用した日本国内線を含むソウル行き特典では、エコノミークラス特典にも関わらず、マイル単価は今回よりも高い約4.8円になったので、今回はビジネスクラス特典なのに、前回のエコノミークラス特典よりマイル単価が低いとは・・と少し残念な気持ちにもなってしまいました。
やはり、国際線特典に、日本国内線をうまく含めると、マイル単価への影響は大きいようです。
以上、スカイマイルによる韓国・中国・台湾周遊のビジネスクラス特典の予約レポートをいたしました。
続いて、成田空港・エールフランス航空ラウンジの訪問レポをいたします。 |