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旅行記 (2013年08月)
ユナイテッド航空・マイレージプラスのマイルを使って、ANA国内線特典航空券(片道3区間)を予約

ブリティッシュエアウェイズ・エグゼクティブクラブのマイル(Aviosポイント)を使って、JAL国内線特典航空券を予約」の続きです。

このページでは、ユナイテッド航空・マイレージプラスのマイルを使って、ANA国内線の特典航空券の予約した時の様子をレポートします。

特典航空券の詳細

まず、今回の旅行で使用した特典航空券の詳細は以下の通りになります。

●マイルを使ったマイレージプログラム
ユナイテッド航空・マイレージプラス

●使ったマイル数
6,000マイル(片道分)

2014年2月より、ANA国内線の特典航空券の必要マイル数は、片道10,000マイルへ引き上げられています

●旅程・航空会社・座席クラス
区間数 航空券の
種類
航空会社

飛行区間
座席クラス
特典 ANA
函館→
新千歳
普通席
同日乗り継ぎ
特典 ANA
新千歳→
仙台
普通席
翌日の乗り継ぎ
(12時間未満の乗り継ぎ)
(ストップオーバーではない)
特典 ANA
仙台→
成田
普通席


ユナイテッド航空公式サイト上だとエラーで発券不可。コールセンターで予約。1人目のオペレーターは予約拒否。

ブリティッシュエアウェイズ・エグゼクティブクラブの4,500マイル(Aviosポイント)を使い、羽田→函館への特典航空券を予約したので、今度は帰りの特典航空券を予約することにしました。

ユナイテッド航空・マイレージプラスのマイルを使ってANA国内線の特典航空券を予約する場合、片道1区間(直行便)でも、2区間以上(乗り継ぐルート)でも、基本的に必要マイル数は同じになります。

通常なら、ANAの函館→羽田の直行便を利用するのでしょうが、デルタ航空・スカイマイルのニッポン500マイルキャンペーンを活用したい気持ちもあり、故意に経由して帰ることにしました。

以前にユナイテッド航空の公式サイトで、特典航空券のルートをしてみると、出発地を「函館」、到着地を「羽田」にすると、もちろん函館→羽田の直行便が表示されるわけですが、到着地を「成田」にすると、函館→新千歳→仙台→成田というルートが表示されました。

今回も、札幌と仙台を経由して成田へ飛ぶルートで予約しようとしたのですが、ユナイテッド航空公式サイトの検索結果には、どうしても表示されませんでした。

「片道」検索ではなく、「複数の目的地」検索でも探してみましたが、何度試しても、函館→新千歳→仙台→成田という旅程は表示されませんでした(後から別の日で見てみると、表示される日もありました)。

念のため、ANAの公式サイト(ANAマイレージクラブ)でログインし、函館→新千歳、新千歳→仙台、仙台→成田と全区間の空席状況を確認してみましたが、希望日には全区間空席がありました。

ユナイテッド航空の公式サイトでも、函館→新千歳、新千歳→仙台、仙台→成田と、1区間ずつ検索してみると、各区間で空席が出てくるのですが、3区間をまとめて予約しようとするとエラーになり、どうしても予約に進めませんでした。

オンラインでの予約はあきらめ、ユナイテッド航空のコールセンターに電話をして予約することにしました。

以下、1人目のオペレーターとの会話を再現してみます。


「函館→新千歳→仙台→成田と予約したいのですが」

オペレーター
「函館から羽田への直行便じゃだめなのでしょうか?」


「帰りは羽田ではなく成田がいいので、経由するルートでお願いします」

オペレーター
「直行便がある区間を、このように遠回りするルートだと、ルール違反になる可能性があるので、まずは確認してみる必要があります」


「以前に、ユナイテッド航空の公式サイトから特典航空券の検索をしてみた時は、この旅程が表示されたので、大丈夫だと思います」

オペレーター
「ユナイテッド航空公式サイトでは、コンピューターが自動で表示するので、変なルートが出てくることもあり、それは本来特典航空券では飛べないルートになっています。そのようなルートはこちらでは予約できません」

このように、とにかく「この経由するルートでは発券しない(もしくはできない?)」モードだったので、このオペレーターでの予約はあきらめることにしました。

数時間後、あらためて電話をすると、明らかに違う声のオペレーターが出たので、また予約を試みてみました。


「ANA国内線の特典航空券なのですが、飛びたい区間と日付が決まっているのですが」

オペレーター
「それではお願いします」


「XX月XX日、函館から新千歳のXX便、XX月XX日、新千歳から仙台のXX便、XX月XX日、仙台から成田へのXX便でお願いします」

オペレーター
「各便に空席があるので大丈夫です。発券しますか?」


「はい、お願いします。ところで必要マイル数は何マイルになりますか?」

オペレーター
「片道の特典航空券になるので(当時のレートだと)6,000マイルになります。ただし、仙台発成田行きの便は、翌日の朝1番の便にする必要があります。片道特典航空券だとストップオーバーはできないので」


「それで大丈夫です。それでは発券でお願いします」

その後、クレジットカード番号などを伝えて、無事予約が完了しました。

一体、1人目のオペレーターは何だったんでしょうか(笑)。

「直行便で飛べるところを、経由便で飛ぶのはだめ」
「ユナイテッド航空公式サイトでコンピューターで表示されたルートは、コールセンターで予約できない(実際に予約できないルートがあるのも事実)」


などなど、その人の勘違いが定着してしまっているのかもしれません。

もしくは、考え過ぎかもしれませんが、「こんなにいい内容の特典航空券を発券してしまうと、ユナイテッド航空の負担が増えるから、発券させたくない」という少し意地悪な気持ちがあったのかもしれません。

2重・3重確認することが大切

今回、1人目のオペレーターで、2回乗り継ぐルートでの特典航空券の予約を拒まれて、一瞬焦りましたが、その人を信じず、もう1回電話して正解でした。

以前に書いたコラム「良いオペレーターと悪いオペレーターがいる」の通り、本来予約できる特典航空券なのに、一方的に予約できないと言ってきて、予約してくれないオペレーターがいます。

私は、航空会社に何度も電話をしていて、間違ったことを言われることに慣れているので、すぐに掛け直すことにしましたが、特典航空券の予約経験が少ない方だと、オペレーターの言うことを一度で信じてしまう可能性もあるわけです。

今回の私のケースだと、「函館から羽田へは直行便で飛ぶ必要があります」と言われてしまえば、そのまま素直に直行便の特典航空券を予約してしまう人もいるわけです。

希望する内容の特典航空券で拒否された場合は、何度か掛け直して、違うオペレーターに聞いてみる重要性をあらためて認識することができました

ただし、内容によっては、1人目のオペレーターが言ったことが正しくて、何度掛け直しても、同じことを言われ続けるケースもあるので、その点は注意が必要です。

ちなみに、2014年2月より、ユナイテッド航空・マイレージプラスのマイルを使う場合、ANA国内線特典の必要マイル数は10,000マイルに引き上げられています

しかし、今回の私の特典航空券のように、片道3区間乗る特典航空券だと、1区間約3,333マイルで乗れることになり、これはお得な内容になるので、10,000マイルに引き上げられた後でも、片道2〜3区間であれば、まだまだ使う価値は十分あります

続いて、羽田空港・第1ターミナルにあるクレジットカードラウンジ「エアポートラウンジ・南」の様子をお伝えいたします


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※このページの情報は2013年08月現在のもので、予告なしに変更されることがあります。