マイルで得得 > 裏技 > 世界中の空港ラウンジに入れる方法(PR)
基本的に、エコノミークラス利用で、マイレージの上級会員でなければ、航空会社のビジネスクラスラウンジには入れない
基本的に、航空会社のビジネスクラスラウンジに入れるのは、
・ビジネスクラスの乗客
・マイレージプログラムの上級会員(エリート会員)
のどちらかに相当する方のみになります。
ビジネスクラスの乗客は、搭乗するまでの間、ビジネスクラスラウンジでゆったりすることができます。
また、エコノミークラスを利用する時にも、マイレージプログラムの上級会員(エリート会員)であれば、ビジネスクラスラウンジを利用することができます。
ちなみに、エコノミークラス利用でも、上級会員でなくても、プライオリティパスを保有していれば、一部ビジネスクラスラウンジに入れる方法も有名です。
言い換えれば、マイレージの上級会員でなく、利用クラスがエコノミークラスで、プライオリティパスも保有していない場合、ビジネスクラスラウンジには入れないことになります。
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ダイナースクラブカードを持っていると、エコノミー利用でも、上級会員でなくても、航空会社のビジネスクラスラウンジに入れる
前述通り、基本的に、航空会社のビジネスクラスラウンジでは、
・マイレージプログラムの上級会員
・ビジネスクラスの乗客
・プライオリティパス保有者
のみが入れる対象になりますが、実は、入れる対象がもう1つあります。
それは、
ダイナースクラブカード
(クレジットカード)保有者
です。
ダイナースクラブカードは年会費が高めですが、代わりに豪華な特典が付いているプレミアムカードとして有名です。
実はこのダイナースクラブカードは、世界中の空港ラウンジと提携しており、ダイナースクラブカードを持っている人は、プライオリティパスのように、提携ラウンジに入れることになります。
そして、ダイナースクラブカードの一部提携ラウンジには、何と航空会社のビジネスクラスラウンジも含まれているのです。
大事なのは、航空会社のビジネスクラスラウンジだということです。各カード会社のゴールドカード会員が利用できる、典型的な空港運営のラウンジではありません。
典型的なゴールドカード会員用の空港運営ラウンジは、どちらかと言えば休憩室のような雰囲気がありますが、航空会社のビジネスクラスラウンジだと、軽食ブッフェ、アルコール飲み放題、リラックスできるソファー、シャワーなど、施設もそれなりになります(ラウンジにより違いあり)。
ダイナースクラブカードを持っていれば、エコノミークラスの格安航空券やツアーで旅行する時や、特典航空券で旅行する時も、(一部の)ビジネスクラスラウンジが使えることになります。もちろん、どの航空会社を利用する時でも大丈夫です。
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航空会社のビジネスクラスラウンジのほうが、豪華である場合が多い
空港のラウンジは、主に
「クレジットカードのゴールド会員以上が入れるカードラウンジ」
「航空会社のラウンジ」
の2種類に分けられます。
空港により例外もありますが、基本的には、カードラウンジより、航空会社ラウンジのほうが、総合的に豪華になるケースが多いです。
例えば、成田空港の第1ターミナルなら、カードラウンジのIASSラウンジより、ダイナースクラブカードで入れる大韓航空ラウンジのほうが、軽食などの内容が豪華になっています。
ホノルル空港なら、カードラウンジであるIASSラウンジより、ダイナースクラブカードで入れるハワイアン航空ラウンジのほうが、内容は豪華になっています。
そういう意味でも、既にゴールドカードを持っている人でも、別途ダイナースクラブカードを持つことは大切になります(ラウンジ利用の場合)。
ダイナースクラブカードがあれば、以下のようなビジネスクラス・ラウンジに入ることができます(一部抜粋)。

↑
成田空港・大韓航空ラウンジ

↑
中部国際空港(セントレア)・大韓航空ラウンジ

↑
ソウル仁川空港のアシアナ航空ラウンジでは、韓国料理風に味付けされた料理も楽しめます

↑
北京空港・中国国際航空ラウンジにある立派な仮眠室
あくまでも一部の例ですが、このように、航空会社のラウンジであれば、施設・軽食共に、充実していることが多いです。
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ダイナースクラブカードで入れるラウンジはどこ?
ラウンジ一覧表
ダイナースクラブカード保持者は、どの航空会社のラウンジを利用できるのでしょうか。
以下、ダイナースクラブカードが提携している、世界中の航空会社ビジネスクラスラウンジを、エリア別に紹介します。
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朗報 その1
2023年8月より
成田空港の軽食付き
IASS Superior Loungeも対象!
日本人に朗報です。
航空会社ラウンジではありませんが、2023年8月から、ダイナースクラブカード保有者は、成田空港の出国審査後の制限エリアにある
第1ターミナル
IASS Superior Lounge 希和 -NOA-
第2ターミナル
IASS Superior Lounge 虚空 -KoCoo-
にも入れるようになりました。
第1ターミナルでは、もともと大韓航空ラウンジにも入れるので、入れるラウンジが無かった第2ターミナル利用時には特に朗報です。
IASSラウンジと聞くと、
「ソフトドリンクバーしかない休憩室っぽいラウンジでしょ?」
と思われる方が多いかもしれません。
実際にその通りで、昔からある、出国手続き前の一般エリア(到着時にも利用可能)のIASSラウンジだと、無料のソフトドリンクバーしかないショボいラウンジになります。
しかし、
2023年の夏にオープンした
IASS Superior Lounge
では、無料の軽食ビュッフェが用意されているのです。

↑
第1ターミナル(ANA使用ターミナル)にあるIASS Superior Lounge(公式サイトから引用)。

↑
第2ターミナル(JAL使用ターミナル)にあるIASS Superior Loungeです。

↑
ドリンク・軽食コーナー

↑
味噌汁です。航空会社ラウンジの味噌汁でも、具が少ないこともあるので、具の量を自分で調整できるのは意外にありがたいです。

↑
メインの軽食として焼きそばがあります。具は少なめですが、カードラウンジの軽食と考えれば十分です(軽食のメニューは不定期に変更されます)

↑
タコ焼きも用意されています(メニューは不定期に変更されます)。

↑
ラウンジの軽食でタコ焼きなんてショボい!と思われるかもしれませんが、空港プライスなら、タコ焼き6個で約700円もするのが現状です。
タコ焼き6個食べただけで約700円の元が取れると考えれば、実際より美味しく感じてしまうでしょう(笑)。

↑
カボチャのサラダです。さすがにサラダバーはありませんが、1品あるだけでも有難いです。

↑
デザートとして用意されていた抹茶わらび餅(メニューは不定期に変わります)。無料でいただけるラウンジのメニューとしては十分です。

↑
ビールがビールサーバーから飲み放題です。1杯だけのような制限もありません。
特にビールなどアルコール類が有料になるLCCに乗るのであれば、ビール飲み放題が無料なのは重宝します。

↑
成田空港では、ビールも1杯800円~はするので、ラウンジで2杯飲むだけで1,500円以上の元が取れます。
さすがにANAラウンジ・JALサクララウンジと比べると食事のレベルは劣りますが、料金設定が高い空港で、軽食とはいえ食べ放題・飲み放題のラウンジに無料で入れるダイナースクラブカードは利用価値が高いです。
ちなみに、IASS Superior Loungeにはシャワーがありませんが、ダイナースクラブカードを持っていると、出国手続き前(一般エリア)にある9h(カプセルホテル)のシャワールームも無料で使うことができます(時間制限あり)。

↑
成田空港9h(カプセルホテル)にあるシャワールーム(公式サイトから引用)
なので、特に夜出発の中距離・長距離路線に乗られる方は
9hでシャワー
↓
IASS Superior Loungeで食事ビュッフェ
と贅沢な時間を無料で過ごすことも可能です。
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朗報 その2
2023年10月より
羽田空港の食事ビュッフェ付き
TIATビジネスクラスラウンジも対象!
成田空港に続いて羽田空港でも朗報です。
第3ターミナル(国際線ターミナル)のTIATラウンジも、2023年10月からダイナースクラブカードで入れるようになりました。
TIATラウンジは、ハワイアン航空、中国南方航空、フィリピン航空など、一部航空会社が契約しているビジネスクラスラウンジになります。
ANAラウンジ・JALサクララウンジなどの航空会社ラウンジと同様、TIATラウンジでも、
・食事ビュッフェ
・アルコール類
・シャワー
は全て無料で利用することができます。

↑
ANAラウンジ・JALサクララウンジには劣りますが、それなりの軽食ビュッフェが提供されています

↑
ANAラウンジ・JALサクララウンジと同様、TIATラウンジのオリジナルカレーもあります(食事のメニューは不定期に変わります)

↑
巻き寿司やスープなどもあります

↑
ビールは飲み放題です

↑
ビール以外のアルコール類も飲み放題です

↑
シャワールームは3室あり無料で使えます。特に深夜発の長距離便に乗る前は有り難いです
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朗報 その3
2023年10月より
関西空港
国際線ANAラウンジも対象!
成田空港・羽田空港に続いて関西空港でも朗報です。
関西空港・第1ターミナル(メインターミナル)の国際線ANAラウンジも、2023年10月から対象になりました。
今まではANAマイレージクラブ、スターアライアンスのゴールド会員しか入れませんでしたが、これからはダイナースクラブカードでも入れるようになりました。
第1ターミナルから出発する便である限り、利用航空会社はどこでも大丈夫です(ちなみにピーチ国際線は第2出発)。
JALサクララウンジ同様、ANAラウンジでも、
・食事ビュッフェ
・アルコール類
が用意されています。
(残念ながら関西空港のANAラウンジにシャワールームはありません)

↑
羽田空港・成田空港のANAラウンジには劣りますが、それなりの軽食ビュッフェが提供されています

↑
JALサクララウンジ同様、ANAラウンジのオリジナルチキンカレーもあります(食事のメニューは不定期に変わります)

↑
航空会社ラウンジらしくサラダも食べ放題です
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日本国内
(航空会社のビジネスクラスラウンジのみ抜粋)
日本国内の空港で、ダイナースクラブカードで入れる、航空会社のビジネスクラスラウンジは、以下の通りです。
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アジア
(航空会社のビジネスクラスラウンジのみ抜粋)
アジアの空港で、ダイナースクラブカードで入れる、航空会社のビジネスクラスラウンジは、以下の通りです。
空港 |
利用できる
ビジネスクラス
ラウンジ |
ソウル仁川 |
アシアナ航空 |
釜山 |
大韓航空 |
チェジュ |
大韓航空 |
北京 |
中国国際航空 |
上海
浦東 |
SAA39番
ラウンジ
(JAL使用) |
広州 |
中国南方航空 |
大連 |
中国南方航空 |
瀋陽 |
中国南方航空 |
バンコク/
スワンナプーム |
エールフランス
バンコクエア
オマーン航空 |
ウランバートル |
MIATモンゴル |
バンダル
スリブガワン |
ロイヤルブルネイ |
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アメリカ/カナダ/メキシコ
(航空会社のビジネスクラスラウンジのみ抜粋)
北米の空港で、ダイナースクラブカードで入れる、航空会社のビジネスクラスラウンジは、以下の通りです。
空港 |
利用できる
ビジネスクラス
ラウンジ |
ハワイ/ホノルル |
ハワイアン |
サンフランシスコ |
エールフランス |
ニューヨーク/
JFK |
大韓航空
エールフランス |
ワシントンDC |
エールフランス
ブリティッシュ
トルコ航空 |
ヒューストン |
KLMオランダ |
ボストン |
エールフランス |
バンクーバー |
スカイチーム |
トロント |
エールフランス |
モントリオール |
エールフランス |
カルガリー |
ウエストジェット |
メキシコシティ |
アエロメヒコ |
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ヨーロッパ/中東/アフリカ
(航空会社のビジネスクラスラウンジのみ抜粋)
ヨーロッパの空港で、ダイナースクラブカードで入れる、航空会社のビジネスクラスラウンジは、以下の通りです。
空港 |
利用できる
ビジネスクラス
ラウンジ |
ロンドン/
ヒースロー |
スカイチーム |
パリ/
シャルルドゴール |
スター
アライアンス |
ドバイ |
スカイチーム |
アンマン
(ヨルダン) |
ロイヤルヨルダン |
モーリシャス |
モーリシャス |
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オセアニア/中南米
(航空会社のビジネスクラスラウンジのみ抜粋)
オセアニア・中東・中南米の空港で、ダイナースクラブカードで入れる、航空会社のビジネスクラスラウンジは、以下の通りです。
空港 |
利用できる
ビジネスクラス
ラウンジ |
ナンディー
(フィジー) |
フィジーエア |
サンパウロ |
スターアライアンス
ゴル航空 |
リオデジャネイロ |
ゴル航空 |
パナマシティ |
コパ航空 |
ボゴタ |
アビアンカ |
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利用航空会社に制限なし。LCCに乗る時でも、航空会社のビジネスクラスラウンジに入れる
ダイナースクラブカード会員は、利用する航空会社に関係なく、上記のビジネスクラスラウンジに入れるのもうれしい点です。
通常、マイレージの上級会員になっても、自社便または提携航空会社便に乗らない時は、ビジネスクラスラウンジに入ることができません。
例えば、ANAマイレージクラブなどの上級会員は、提携航空会社でないJAL、大韓航空などを利用する時、ANAラウンジには入れないことになります。
しかし、ダイナースクラブカードなら、このような心配はありません。利用するのがJAL、大韓航空、マレーシア航空のほか、ジップエア、ティーウェイ航空のような格安航空会社であろうと、上記のビジネスクラスラウンジが入り放題になるわけです。
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航空会社のビジネスクラスラウンジではないが、ビュッフェが豪華なPlaza Premiumラウンジにも世界中で入れる
今までの解説は、
「ダイナースクラブカードを持っているだけで、上記のビジネスクラスラウンジに入れる」
ということでしたが、実は、ダイナースクラブカード保持者は、他にも入れるラウンジがたくさんあるのです。
航空会社によるビジネスクラスラウンジではありませんが、空港ラウンジを専門とする会社により運営されているラウンジにも、ダイナースクラブカード会員は無料で入ることができるのです。
その中でも特に注目すべきなのが、ビュッフェの食事内容が豪華なことで知られている
「Plaza Premium Lounge」
(プラザ プレミアム ラウンジ)
です。
成田、羽田、関空、名古屋など日本の空港だと、「航空会社のラウンジ=豪華」「その他のラウンジ=休憩室」というイメージがありますが、海外の空港では、プラザプレミアムラウンジでも、航空会社ラウンジ並みの食事が提供されているのです。
ちなみに日本では、中部国際空港にプラザプレミアムラウンジが設置されていて、ダイナースクラブカードでも無料で入れます。
日本から直行便がある空港で、ダイナースクラブカードで航空会社ラウンジには入れないが、プラザプレミアムラウンジがある空港は以下の通りです。
(一部の空港は、ラウンジの名称がプラザプレミアムラウンジでなくても、運営元が同じ場合・軽食のレベルが同程度の場合、以下一覧に含みます)
●北アジア
・ソウル仁川
・ソウル金浦
・プサン
・台北桃園
・上海/浦東
・上海/虹橋
・青島
・深圳
・香港
・マカオ
●東南アジア
・シンガポール
・クアラルンプール
・マニラ
・セブ
・ハノイ
・ホーチミン
・ジャカルタ
・プノンペン
●アメリカ大陸
・ダラス
・ボストン
・オーランド
●ヨーロッパ・アフリカ
・ロンドン/ヒースロー
・ヘルシンキ
・フランクフルト
・チューリッヒ
・コペンハーゲン
・ローマ
・アディスアベバ
●オセアニア
・シドニー
・ブリスベン
・メルボルン
●中東
・ドバイ
以下、世界中のPlaza Premium ラウンジ(または同レベルのラウンジ)で提供されているビュッフェの一部をご紹介します(メニューは不定期に変更されます)

↑
ソウル仁川空港・第1ターミナル(アシアナ利用)で、各LCC便が発着するコンコースのSKY HUB ラウンジでは、大韓航空ラウンジ、アシアナ航空ラウンジに引けを取らないレベルの軽食が提供されています。

↑
ソウル仁川空港・第2ターミナル(大韓航空利用)にある、ラウンジLでは、オリジナルのビビンバも作れます。同じターミナルにある大韓航空ラウンジより豪華なメニューです。

↑
香港国際空港のPlaza Premium ラウンジにあるサラダバー。日本のラッチビュッフェに引けを取らないレベルです。

↑
香港国際空港のPlaza Premium ラウンジでは、日本のANAラウンジのように、注文してからヌードルを作ってくれます。

↑
クアラルンプール空港にあるPlaza Premium ラウンジのビュッフェコーナーです。シティホテルのランチビュッフェとあまり変わらない規模です。

↑
注文後にその場で作ってくれるフォーのような麺類もいただけます。

↑
さすがにハーゲンダッツとはいきませんが、地元マレーシアでまあまあ高めのブランドのアイスクリームも食べ放題です。

↑
マカオ空港にあるPlaza Premium ラウンジでは、地元風の焼きそば・春巻きなどアジアらしいメニューになっています。

↑
ロンドンヒースロー空港・ブリティッシュエアウェイズの日本路線が発着する第5ターミナルにあるPlaza Premium ラウンジでは、日本のシティホテル並みのビュッフェコーナーになっています。

↑
特に海外旅行中は野菜不足になることが多いので、無料でこんな立派なサラダバーが食べ放題なのは有り難いです。

↑
ヘルシンキ空港のPlaza Premium ラウンジです。サラダバー、ホットミール数種類、デザートが用意されています。

↑
空港ラウンジのデザートにしては、レベルは高いほうです。
上記のように、香港、マカオ、クアラルンプール、ロンドン、ヘルシンキなど、航空会社ビジネスクラスラウンジに入れない空港でも、食事が豪華なPlaza Premium ラウンジに無料で入れるのも、ダイナースクラブカードの強みになります。
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乗り継ぎ空港では仮眠も取れる
国際線に乗る時の空港ラウンジは、
・出発前に食事を摂る
・お酒でリラックスする
・シャワーを浴びる
が主な目的になりますが、乗り継ぎ時の空港ラウンジには、もう1つのメリットがあります。それは
「仮眠を取れる」
です。
海外での乗り継ぎは、到着便で既に疲れているところ、さらに数時間待って、そこからまた飛行機に乗るという、結構ハードな旅程になります。
特に、日本を夜遅くに出発し、乗り継ぎ空港に現地の早朝に着き、さらに最終目的地行きの便に乗ることが多い中東系エアラインは、航空券代がお手頃な代わりに、スケジュールはハードな傾向にあります。
エミレーツ航空、カタール航空などの中東エアラインは、乗り継ぎ地のドバイ空港、ドーハ空港などでの過ごし方が大切になります。
中東系エアラインでなくても、深夜便を利用した乗り継ぎを伴う飛行機旅行は、体力的にもハードになることが多いです。
シンガポール航空、タイ国際航空、トルコ航空など、日本を深夜に出発し、現地に早朝に着き、乗り継ぎ空港で数時間滞在し、乗り継ぐスケジュールになる航空会社も多くあります。
睡眠不足で疲れている時は、
「正直、空港ラウンジの無料ビュッフェより、とにかく寝たい」
という方も多いのではないでしょうか。
実は、一部の空港ラウンジでは、簡易的な仮眠カプセルまたは仮眠エリアが用意されているのです。
さすがにホテルのベッドのように熟睡はできませんが、2~3時間だけ仮眠を取れるだけでも体力的に楽になるはずです。

↑
© Dubai Airport
ドバイ空港でエミレーツ航空便が発着する第3ターミナルにある、仮眠カプセルが用意されているラウンジ

↑
© Doha Airport
ドーハ空港にある、仮眠カプセルが用意されているラウンジ

↑
© Istanbul Airport
イスタンブール空港のラウンジにある仮眠エリア

↑
シンガポール空港の一部ラウンジにあるオットマン付きリクライニングシート

↑
バンコク/スワンナプーム空港の一部ラウンジに用意されている仮眠エリア
特に疲れている時は、上記のような仮眠カプセル・仮眠ソファーで2-3時間仮眠を取れるだけでも大きな違いになります。
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年会費のもとは簡単に取れる
豪華な航空会社ビジネスクラスラウンジを含む、世界中の空港ラウンジに入れるダイナースクラブカードですが、ステータスカードということもあり、年会費は24,900円(税込)と、高めの設定になっています。
しかし、ダイナースクラブカードはステータスカードらしく、多くの特典が付帯されています。
前述の「世界中の空港ラウンジに入れる」特典を含む、ダイナースクラブカードの代表的な特典は以下の通りです。
特典1
世界中の空港ラウンジに入れる
(成田空港ANA国際線ラウンジも対象!)
特典2
海外旅行・帰国時の空港宅配が無料
特典3
ディナーコース1名分が無料
(エグゼクティブダイニング)
特典4
ホテルで上級会員並みの好待遇
特典5
5,000円の一休クーポン
上記5つは代表的なもので、上記以外にも多くの特典が付帯されています。
各特典の価値は下で詳しく紹介しますが、上記5つの特典だけでも、約9万円もの価値があります(本会員+家族会員1人で、2人とも利用可能な特典は2人とも利用した場合)。
本会員の年会費が
税込24,200円
+
家族会員の年会費が
税込5,500円
と、2枚で税込29,700円と高めの年会費になるわけですが、上記5つの特典だけでも約9万円と、簡単に年会費の元を取れます。
以下、5つの特典を紹介します。
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特典1:
世界中の空港ラウンジが無料!
価値:22,000円
このページの前半で詳しく触れているので、詳細は省きますが、ダイナースクラブカード保有者は、世界中の空港ラウンジに入れます。
地域・空港により多少の差はありますが、基本的には
ダイナースクラブカードで入れるラウンジ
ll
プライオリティパスで入れるラウンジ
になります。
プライオリティパスが無料付帯しているクレジットカードの中で、最安値なのが、年会費11,000円(税込)の楽天プレミアムカードになります。
例えば、夫が本会員としてダイナースクラブカードを保有し、妻が家族会員カードを保有すると、
11,000円 X 2
ll
22,000円の価値
と考えることができます。
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特典2:
片道で約2,500円かかる、成田・羽田・関空・中部に帰国時の空港宅配が無料!
価値:10,000円
海外旅行の時に利用したい特典が
「帰国時の無料空港宅配サービス」
です。
ダイナースクラブカード保有者は、国際線を利用する場合、帰国時の空港→自宅の手荷物宅配が無料になる特典が付いているのです。
なお、対象になるのは
・成田空港・第1ターミナル
・成田空港・第2ターミナル
・羽田空港・第3国際線ターミナル
・関西空港・第1ターミナル
・中部国際空港(セントレア)
になります。
ダイナースクラブカードの無料手荷物宅配特典ですが、JAL ABC空港宅配のサービスを利用できます。
JAL ABC空港宅配では、通常の到着宅配の料金は以下のようになっています(料金は予告なしに変更される可能性あり)。
利用する
空港 |
到着宅配の料金
(荷物1個) |
成田空港
羽田空港 |
2,410円
(自宅が関東地方) |
関西空港 |
2,520円
(自宅が関西地方) |
中部国際空港 |
2,420円
(自宅が東海地方) |
現在、福岡空港、札幌/新千歳空港、那覇空港など、上記以外の空港の国際線は、対象外になっています。
しかし、札幌、仙台、広島、福岡、鹿児島、沖縄など、地方にお住まいの方も、羽田、成田、関空、名古屋に到着する国際線を利用する限り、
「羽田・成田・関空・中部」
↓
「地方の自宅」
の荷物宅配が無料になります。
例えば、広島にお住まいの方が、帰国時にハワイ→羽田→広島と飛ぶ場合、羽田空港→広島の自宅の荷物宅配が無料になります。
最後に、ダイナースクラブカードの帰国時の空港宅配ですが、残念ながら無料になるのは年間2個までです(1度に2個宅配も可能)。
本来、帰国時に約2,500円かかる空港宅配が、ダイナースクラブカード保有者は年間2個無料になるので、これで約5,000円の価値があることになります。
本会員、家族会員2人とも利用できるので、2人とも利用した場合、約10,000円の価値になります。
↑目次へ戻る↑
特典3:
1名分のコース料理が無料!
価値:20,000円~
ダイナースクラブカードを持っていると、
国内300以上の提携レストランで、2名以上でコース料理を予約すると、1名分が無料になる
「エグゼクティブダイニング」
を利用できます。

↑
エグゼクティブダイニングのページです。ここ経由で予約すると、1人無料の特典が適用されます(コールセンターでの予約も可能)。
例えば、1人1万円のディナーコースを2名分予約すると、本来合計2万円のところ、半分の1万円で済むわけです。
ただし、1人分無料になる特典は、合計人数が2名でも3名でも変わらないので、2名で予約するのが1番割引率が高くなりお得です。
ちなみに、上で紹介している
特典1
「世界中の空港ラウンジに入れる」
特典2
「海外旅行時のスーツケース空港宅配無料」
の2つの特典も大変魅力的ではありますが、海外旅行に行かない限り、利用できないのがネックになります。
しかし「エグゼクティブダイニング」なら、国内で気軽に利用することができるのがメリットです。
例えば、年に3回利用すれば3万円分が無料になり、これだけでカード年会費以上の元取れる計算になります。
ここでは、本会員・家族会員1人、それぞれの誕生日祝いに年2回利用するとして、20,000円の価値として計算しています。
↑目次へ戻る↑
特典4:
ホテルで上級会員並みの好待遇!
価値:33,000円
ダイナースクラブカードを持っていると、
国内100以上の提携ホテル・旅館で、上級会員並みの好待遇を受けられる
「国内クラブホテルズ・旅の宿」
海外30以上の高級ホテルで、上級会員並みの好待遇を受けられる
「海外クラブホテルズ」
を利用できます。

↑
国内クラブホテルズ・旅の宿のページです。ここ経由で予約すると、上級会員並みの特典が適用されます(コールセンターでの予約も可能)。
それでは、どのような特典を受けられるのでしょうか? 宿泊施設により差はありますが、代表的な特典には
・アーリーチェックイン
・部屋のアップグレード
・朝食無料
・ホテルクレジット1万円前後
・レイトチェックアウト
があります。
ホテルによっては、エグゼクティブラウンジの利用、フィットネスジム無料、などの特典もあります。
例として「コンラッド大阪」で受けられる特典を挙げてみます(特典内容は予告なしに変更される可能性あり)。
・朝食のご提供(1室2名まで)
・お部屋のアップグレード(ご到着時の空き状況により)
・ホテルクレジット2,500円相当(1室1滞在につき)
・レイトチェックアウト(ご出発日の空き状況により)
・屋内プール無料
・フィットネスジム無料
十分以上の内容です。
ダイナースクラブカードを持っていると、部屋のアップグレード、無料の朝食、レイトチェックアウトなど、ヒルトングループの上級会員とほぼ同じ特典を受けられます(コンラッドはヒルトングループに所属)。
ここで紹介している宿泊特典ですが、いくら分の価値があるのでしょうか?
価値の計算方法は難しいのですが、日本には現在、入会するだけで即ホテルの上級会員になれるクレジットカードが数枚あり、その中でも代表的なのが
・ヒルトン・オナーズ アメリカン・ エキスプレス・カード
・Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
の2枚になります。
2枚とも入会すると
・ヒルトングループのゴールド会員資格
・マリオットグループのゴールド会員資格
が与えられて、部屋のアップグレード、無料の朝食、レイトチェックアウトなどの特典を体験できます。
上記2枚のクレジットカードの年会費ですが
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード
→税込16,500円
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
→税込49,500円
となり、上記2枚のクレジットカード年会費の平均は33,000円になるので、ダイナースクラブカードのホテル特典の価値は、ここでは33,000円として計算してます。
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特典5:
一休のクーポン
価値:5,000円
ダイナースクラブカードを持っていると、毎月先着100人限定で
「一休.comの宿泊予約に使える5,000円クーポン」
を利用できます。

↑
ダイナースクラブ会員限定 一休.com特別クーポン
先着順なので毎月利用するのは難しいかもしれませんが、宿泊を伴う旅行を頻繁にされる方には有難い特典です。
たくさん宿泊する場合、5,000円 X12ヵ月で年間60,000円分のクーポンを使うことも可能ですが、現実的ではないので、ここでは年に1回使うと想定して、一休クーポン特典の価値は5,000円として計算しています。
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詳しい手順
以下、ダイナースクラブカードに入会して、航空会社のビジネスクラス・ラウンジに入るまでの詳しい手順です。
その1
ダイナースクラブカードに入会する
年会費は税込みで
本会員 :24,200円
家族会員:5,500円
●家族会員カードでも、本会員カード同様に、空港ラウンジ、空港宅配などの特典を受けられます
●以下で紹介している5つの特典を活用すれば、簡単に年会費の元を取ることができます
↓
その2
海外旅行時、羽田、成田、中部、福岡、ソウル、プサン、北京、シンガポール、ホノルル、ニューヨークなどを出発する時、各空港にある対象ビジネスクラスラウンジで、ダイナースクラブカードを提示し入室する
●ダイナースクラブカードを対象ラウンジで提示すればラウンジに入れます。プライオリティパスのように、クレジットカード到着後に別途プライオリティパスカードの申請が必要ないので便利です
●どの航空会社利用時でもOK。格安航空会社(LCC)も対象(一部空港で例外あり)
●空港で乗り継ぐ時でもOK
●特典航空券による旅行時もOK
●ラウンジがあるターミナルと、利用する航空会社のターミナルが異なる場合、ターミナル間の移動が不可の空港では、ラウンジにアクセスできない可能性あり
●ダイナースクラブカードで、海外のビジネスクラスラウンジに無料で入れるのは、年間10回まで(日本国内のラウンジは回数無制限で無料)
↓
その3
年会費の元を取るために、以下の特典をフル活用する
●以下の価値は、本会員+家族会員1人をベースにした、当サイト独自の試算です。特典の使用方法により、価値は多少上下します。
1.世界中の空港ラウンジ
価値:22,000円
2.空港宅配
価値:10,000円
3.エグゼクティブダイニング
価値:20,000円~
4.提携ホテルの好待遇
価値:33,000円~
5.一休の宿泊クーポン
価値:5,000円~
●カード年会費は、本会員が税込24,200円、家族会員が税込5,500円で、2人で税込29,700円
●上記5つの特典を2人で活用すると、少なくとも
90,000円~の価値
になり、これだけでも年会費の3倍の価値があります
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