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コラム (2010年10月)
特典航空券の空席は、ネット+電話で二重確認を

こんにちは。マイルで得得のデイビッドです。

十分なマイル数が貯まり、時間を見つけては、各航空会社のホームページで特典航空券の空席状況を確認している方もいるかと思います。

空席の確認ですが、現在ほぼ全てのマイレージプログラムでは、最低限自社便の特典枠は、ホームページ上でチェックすることができます。

また、一部のマイレージプログラムでは、提携航空会社便の空き状況も、ホームページ上で確認できます。

一部航空会社のホームページには注意を

今年に入り、数件、似た内容のメールをいただきました。

メールは、「ホームページ上で表示される特典の空き状況は、本当に正しいのか? 空きありと表示されて次の画面に進むと、急に空きなしになってしまった」という内容です。

実はこれ、私も体験したことがあります。体験したことのある航空会社は、ユナイテッド航空・マイレージプラスデルタ航空・スカイマイルです。

例えば、ユナイテッド航空のホームページですが、成田〜バンコク間のビジネスクラスの、ある月の空き状況を確認した時、はじめは、数日間だけ空席がありました。

しかし、次の月を表示して、また前の月に戻ってくると、なぜか空席があった数日が全て消えていたのです。数回やり直してみても、その日は空席と表示されませんでした。

おかしいと思い、コールセンターに電話してみると、ネット上では空席がなかった月も、実際には2〜3日間ビジネス特典が空いている日があったのです

次の例として、デルタ航空を挙げてみます。

デルタ航空・スカイマイルでは、デルタ航空便の特典では3つの特典レベルが用意されています。特典の検索画面では、空いている特典レベルに応じて、異なる色で表示されます。

以前、私がデルタ航空のウェブサイトで検索していると、ある日に「低」レベルがあったので、そのまま画面を進んでいくと、いつの間にか「中」レベルになっていて必要マイル数も上がっていました。

一度「低」レベルだったのは確かなので、何度か検索し直しましたが、やはり「中」レベルしか表示されませんでした。

そこで、デルタ航空に電話し、その日の空席状況を聞いてみると、「低」レベルが空いていると言われました

ネットの特典検索ページは万全に機能していないことも

上の2社に電話した時に、「ホームページではちゃんと空席があった」と伝えると、両社とも、「ホームページでは特典予約画面がちゃんと機能していない時もあるようなので、コールセンターなら確実です」との回答を得ました。

私のようなケースが、どれくらいの頻度で発生しているかは不明ですが、当サイトにも同じ内容のメールをいただいているので、それなりに発生しているようです。

「本来は(一番少ないマイル数で)空席があるのに、ホームページの不具合でその特典が取れない」という悲劇はできるだけ避けたいものです

そこで、時間があるのであれば、ネット上では空席なしと表示されても、念のためコールセンターで二重確認されることをおすすめします

ホームページ上の特典予約画面に不具合があっても、コールセンターで従業員が操作する予約システムは、まず問題なく機能しています

ホームページ+コールセンターでのダブルチェックをすることにより、希望する特典航空券をゲットできる可能性が、少なからずは上がるのではないでしょうか。

上記の不具合の例は、2社ともアメリカ系航空会社でしたが、日系やヨーロッパ系エアラインのホームページは万全ということでもありません。時間がある方は、コールセンターの活用もお勧めします。

個人的な意見ですが、私が検索した感じですと、ANAマイレージクラブJALマイレージバンクでは、ネットとコールセンターの空き状況が異なるケースは今のところないので、日系は安心して利用できるかと思います。さすが日系です(笑)。

アメリカ系エアラインに限りませんが、ネットでも完全に特典検索できる日が来ることを願いたいと思います。それまでは、しばらくネット+コールセンターの二重確認を続けたいと思います。


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※このページの情報は2010年10月現在のもので、予告なしに変更されることがあります。