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マイラー日記 (2016年01月)

ANA国内線の特典航空券でもマイル単価10円以上が可能


特典航空券をどれだけ上手に利用できたかを知る方法の一つに、マイル単価があるわけですが、マイル単価は、高いに越したことはありません。

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航空会社・路線・時期などにより例外もありますが、国際線の場合、基本的には、座席クラスのグレードが上がるほど、特典航空券のマイル単価も上がる傾向があります。

エコノミークラスよりビジネスクラス、ビジネスクラスよりファーストクラスのほうが、特典航空券のマイル単価は高くなります。

なぜなら、座席クラスが上がるにつれて、航空券料金は一気に高くなるところ、特典航空券の必要マイル数は、極端に差がないケースが多いからです

例えば、2016年1月下旬に、成田からニューヨークへ、ANAの航空券を買った場合と、ANAマイルの特典航空券を比較してみると、以下のようになります(ANA公式サイトから購入した場合)。

座席クラス
(往復)
航空券代
(諸税等を除く)
特典航空券の
必要マイル数
(ローシーズン)
エコノミークラス 116,000円 40,000
ビジネスクラス 637,000円 75,000
ファーストクラス 1930,000円 150,000


有償航空券なら、ビジネスクラスはエコノミークラスの5〜6倍になるところ、特典航空券の必要マイル数だと、ビジネスクラスはエコノミークラスの約2倍だけになっています。

このように、航空券代の差は大きいのに、必要マイル数の差が極端に大きくないことから、ビジネスクラスの特典航空券のほうが、お得にマイルを使えるわけです

日本国内線の特典航空券は見逃しやすい?

マイル単価を高くする方法として注目されやすいのが、上記の成田〜ニューヨーク線のような、長距離国際線のビジネスクラスやファーストクラスです。

どのマイレージプログラムのマイルを使って、どの航空会社に乗るかによって異なりますが、ビジネスクラスだとマイル単価は4〜5円以上、ファーストクラスだと8〜10円以上あたりが目安になります。

ところが、日本国内線だと、ケースバイケースですが、マイル単価は2〜4円あたりが平均なマイル単価と言えそうです。

「2〜4円なんて少ない!」と思う人もいるかもしれませんが、EdyやWaonなどの電子マネー特典に交換すると、マイル単価は1〜1.5円あたりになるので、「国内線でも特典航空券にマイルを使ったほうがお得」と考えるのが一般的です。

ユナイテッド航空のマイルを使ったANA国内線特典航空券だと、何とマイル単価10円以上も可能!

私は夏休みのお盆休みに、ユナイテッド航空のマイルを使って、ANA国内線特典航空券を利用しました。

現在、ユナイテッド航空のマイルを使う場合、ANA国内線特典航空券では乗り継ぐ旅程が可能なので、それを活かすために、直行便で行けるところを、故意に経由して飛びしました。

具体的なルートですが、羽田から函館へ直行便で飛べるところを、故意に羽田→松山→大阪→函館と片道特典航空券で3区間飛びました。

これはANAマイレージクラブでは不可能なことです(必要マイル数を増やせば可能)。

片道5,000マイルで3区間飛んだわけですが、ここで注目すべきなのは、やはりマイル単価です。

特典航空券の予約は、搭乗日の約1ヶ月半前にしたのですが、予約時に、もし普通に航空券を買っていた場合の、一番安い運賃(旅割28)は以下の通りです(往路片道の場合)。

区間 航空券代
(旅割28)
羽田→松山 23,490円
松山→伊丹 14,400円
関空→函館 29,000円
合計→ 66,890円


一番安い旅割運賃でも、3区間合わせた航空券料金は66,890円となりました。 本来、66,890円もかかる3つの航空券に、5,000マイルだけ使ったので、

66,890円 ÷ 5,000マイル = 13.3 で、

なんと1マイルの単価は13円となりました

上記の通り、マイル単価13円とは、欧米路線のファーストクラス特典航空券レベルとなり、マイル単価ではかなりいいほうです

これが、日本国内線の普通席の特典航空券で実現できてしまったのですから、自分でも少し驚いています

ただ、日本国内線の特典航空券なら、必ずこのようにマイル単価が高くなるわけではなく、3つの条件があります。

それは、

1.
ユナイテッド航空・マイレージプラスのマイルを使うこと(片道5,000マイルであること)

2.
片道で最大の3区間飛ぶこと(直行便で行けるところでも、故意に2回乗り継ぐこと)

3.
ゴールデンウィーク、夏休み、冬休みなど、旅割運賃などの割引運賃が、高めに設定されている期間に飛ぶこと


です。

この3つの条件が揃っているおかげで、今回の私のように、マイル単価を13円にすることができたわけです。

逆に、旅割運賃が安めに設定されている閑散期に飛んだ場合、マイル単価は数円下がっていたと思います。

現在のルールは太っ腹すぎる

もしかしたら、そのうちANAマイレージクラブのように「片道1区間のみ」と改悪されるかもしれませんし、以前のように「片道10,000マイル」と、必要マイル数が引き上げられるかもしれません。

私の勝手な意見ですが、ユナイテッド航空のANA国内線特典航空券は、必要マイル数・ルール共に、現在がベストの状態だと思っているので、毎年数回は利用しようと思っています。

ちなみに、次回北海道に行く時は、羽田→鹿児島→大阪→札幌と、お金を払う場合だと、ありえないルートで予約する予定です(笑)。

セゾンのクレジットカードなら、100円で1.5マイル貯まる

個人的にハマっているユナイテッド航空のANA国内線特典航空券の影響もあり、最近はユナイテッド航空のマイルを中心に考えて、クレジットカードでマイルを貯めています。

まず私の親ですが、Mileage Plus セゾンカードを主に使ってもらっています。ユナイテッド航空のマイルが100円で1.5マイル貯まるので、還元率もいいほうです。

私ですが、あえてMileage Plus セゾンカードではなく、ダイナースクラブカードをメインに使っています。

ダイナースクラブカードは、オンラインのモール経由で使うと、100円で7〜10マイルほど貯まる特典があるので、出来る限りその特典を生かすようにしています。

例えば、海外旅行に行く時のホテル予約は、オンラインモール経由で、100円で8マイル貯まる「エクスペディア」、本などを買う時は、Amazonではなく、100円で8マイル貯まる「Book Fan」などを利用するようにしています(マイル数は常に変動)。

上の方法だと、Mileage Plus セゾンカードの100円、1.5マイルより遥かに有利なレートで、ユナイテッド航空のマイルを貯めることができるので重宝しています。


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※このページの情報は2016年01月現在のもので、予告なしに変更されることがあります。