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2015年03月01日から

ユナイテッド航空・マイレージプラス:
ユナイテッド航空のマイル加算方法が「飛行距離制」から「支払い金額制」に

ユナイテッド航空(UA)・マイレージプラスでは、ユナイテッド航空搭乗分のフライトマイルを、自社のユナイテッド航空・マイレージプラスに加算する場合のマイル計算方法が変更されます。

詳細は以下の通りです。

●変更日
2015年3月1日搭乗分より

●対象のフライト
ユナイテッド航空搭乗分のフライトマイルを、ユナイテッド航空・マイレージプラスへ加算する場合

ユナイテッド航空搭乗分のマイルを、ANAマイレージクラブシンガポール航空・クリスフライヤールフトハンザドイツ航空・マイルズ&モアなど、提携している他社のマイレージプログラムに加算する場合は、今回の変更の対象にはなりません。

また、マイレージプラスと提携しているANAアシアナ航空などの搭乗分のマイルを、マイレージプラスに加算する場合も、今回の変更の対象外になる予定です。

●対象の運賃
ユナイテッド航空から直接購入するユナイテッド航空の航空券

逆に、パッケージツアーなど、具体的な航空券代が明示されていない航空券でユナイテッド航空を利用する場合は、従来通りの飛行距離制が適用される予定です。例えば、往復の飛行区間が1万マイルで、マイル加算率が50%であれば、獲得できるのは5,000マイル、という感じです。

●新しいマイル計算方法
従来の「区間マイル数Xマイル加算率」方式から、「航空券に払った金額」方式へ変更

航空券に払った金額のうち、対象になるのは航空券の基本運賃と燃油サーチャージ額です。その他の諸税は対象外になります。

●獲得できるマイル数
マイレージプラスの会員レベル 航空券代に払った
1米ドルにつき
獲得できるマイル数
一般会員 5 マイル
プレミアシルバー会員 7 マイル
プレミアゴールド会員 8 マイル
プレミアプラチナ会員 9 マイル
プレミア1K会員 11 マイル


ユナイテッド航空の航空券を日本で日本円で購入した場合は、その金額を米ドルに換算した後に、上のマイル計算が適用されます。

例えば、ユナイテッド航空の航空券代が10万円で、その内訳が「基本運賃4万円」「燃油サーチャージ5万円」「その他諸税1万円」の場合、基本運賃と燃油サーチャージを足した9万円に対して、上記のマイル数を獲得できることになります。

1米ドルの為替レートが100円とした場合、9万円は900米ドルになります。その場合、会員レベル別に獲得できるマイル数は以下のようになります。

マイレージプラスの
会員レベル
900アメリカドル
払った場合に
獲得できるマイル数
一般会員 4,500 マイル
プレミアシルバー会員 6,300 マイル
プレミアゴールド会員 7,200 マイル
プレミアプラチナ会員 8,100 マイル
プレミア1K会員 9,900 マイル


このように、会員ステータスが上がるにつれて、獲得できるマイル数も増えます。

これからは、多くお金を使う人が、より多くのマイルを獲得できるシステムに。「遠くへ飛んだ分、より多くのマイルを獲得」という概念は無くなることに

ユナイテッド航空搭乗分をマイレージプラスに加算する場合、多くの金額を払うほど多くのマイルを貯められることになります。

なので、今までのように「たくさんのマイルを獲得したいから遠くへ飛ぼう」という概念が変わることになります

例えば、航空券代(基本運賃と燃油サーチャージ)が900ドルであれば、行き先はニューヨークであろうとホノルルであろうと、獲得できるマイル数は同じになるわけです。

ニューヨークへ閑散期の安めの運賃で900ドル(相当の日本円)払った場合と、近めのハワイへ繁忙期の高めの運賃で1400ドル(相当の日本円)で払った場合では、近めのハワイへ飛んだ時のほうが、より多くのマイルを獲得できることになるわけです。

基本的に、2015年3月1日からは、ユナイテッド航空で獲得できるフライトマイル数は減少

プラチナ会員や1K会員など、上位のステータス会員でない限り、2015年3月1日搭乗分からは、獲得できるフライトマイル数は少なくなります。

例えば、1米ドルの為替レートが100円で、マイレージプラスの一般会員を例にしてみます。

航空券代

飛行区間
2015年
2月28日
搭乗分まで
2015年
3月1日
搭乗分から
航空券代は
8万円。
成田〜ホノルル
間を往復
7,636 マイル 4,000 マイル
航空券代は
10万円。
成田〜ニューアーク
間を往復
13,490 マイル 5,000 マイル


上の成田〜ニューアーク(ニューヨーク)間の例だと、変更前と変更後では、獲得できるマイル数に8,000マイル以上の差が生まれます。

つまり、変更後は、ユナイテッド航空利用で獲得できるマイル数は一気に少なくなります

そのうちアメリカ・アジア・ミクロネシア方面へユナイテッド航空を利用される予定の方で、直接ユナイテッド航空から購入をし、旅行時期が今年でも来年以降でもいい場合は、フライトマイルがより多く貯まる2015年3月1日までに旅行されることをおすすめします。

ただし、パッケージツアーでユナイテッド航空を利用される場合は、2015年3月1日以降も、上記の支払い金額制ではなく、従来通りの飛行距離制が適用される予定です。

なので、マイル加算率が75%のように比較的高めの予約クラスになった場合は、獲得できるマイル数は、現在と極端には変わらないことになります。

2015年3月1日搭乗分からの変更を含む、マイレージプラス・ユナイテッド航空のマイル加算率チャートはこちらからご覧ください

ちなみに、2015年1月1日搭乗分より、デルタ航空もマイル加算方式が「距離制」から「支払い額制」に変更されるため、今回のユナイテッド航空の変更は、デルタ航空の変更を追随した形となります。

このため、同じアメリカのアメリカン航空・アドバンテージも、これから同じ変更を追随する可能性があります。アメリカン航空も同じ変更を発表した場合は、当サイトでお知らせする予定です。


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※このページの情報は2014年06月現在のもので、予告なしに変更されることがあります。