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特典航空券のキャンセル手数料を、無料にできるかもしれない方法
※このページでは、特典航空券をキャンセルする時に、本来かかる取り消し手数料を無料にできるかもしれない方法を紹介しています。
自分の理由による特典航空券のキャンセルだと、取り消し手数料が発生
当サイトで扱っているマイレージプログラムのほとんどでは、一度発券した特典航空券をキャンセルする場合、キャンセル手数料が発生します。
JALマイレージバンクの約3,000円のように、手数料を低めに抑えているマイレージプログラムもあれば、デルタ航空・スカイマイルの150米ドルのように、かなり高めに設定しているマイレージプログラムもあります。
また、ANAマイレージクラブの3,000マイルのように、現金ではなくマイルで取消手数料を払うマイレージプログラムもあります。
いくら自分の都合によるキャンセルとはいえ、「特典航空券のキャンセルだけに数千円〜1万円以上の手数料を払うのは辛い」という方も多いかと思います。
しかし、ここで1つ注目すべきことがあります。それは、
「特典航空券のキャンセル手数料を払うのは、自分の都合で、自らキャンセルする場合」
ということです。
例えば、
「有給が取れる予定だったのに、急きょ出勤しなければならなくなった」
「インフルエンザにかかってしまった」
「身内の不幸があった」
などの理由で、特典航空券の予約を取り消すのであれば、それは自分の都合によるキャンセルなので、取消手数料を負担する必要があります。
このように、自分の都合により特典航空券をキャンセルする場合は、取消手数料を負担することになります。
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航空会社側の都合など、自分の都合以外の理由なら、特典航空券のキャンセル手数料が免除される可能性あり
上の説明のように、「自分の都合により特典航空券をキャンセルする場合は、取消手数料を負担する」ことになります。
ということは、逆から見ると、「航空会社側や、旅行先の情勢など、自分以外の都合により、仕方なく特典航空券をキャンセルする場合は、取消手数料が免除される可能性がある」と考えることができます。
それでは、自分以外による都合とは、どのようなケースが考えられるのでしょうか。
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ケース1:
「特典航空券で乗る便のスケジュールが、勝手に変更されてしまい、または便が欠航になってしまい、旅行の予定が狂ってしまう場合」
特典航空券は、約11カ月先まで予約を入れることができます。つまり、特典航空券を発券してから、実際に出発するまでの間に、スケジュールが変更される可能性もあります。
例えば、特典航空券による現地到着時間が17時で、現地では、19時発の電車に乗る旅程だとします。
それが、乗る予定の便のスケジュールが変更されて、現地到着時間が21時になってしまったとします。目的地へ向かう最終電車は19時発のため、空港到着が21時になると、電車に乗り継ぐことができません。
このような場合、マイルを使った航空会社に電話をして、
「特典航空券のスケジュールが変更された結果、旅行の計画が狂ってしまい、今回の変更は航空会社側による都合のため、本来かかるキャンセル手数料を無料にしてキャンセルしたい」
と言えば、手数料無料でキャンセルできる可能性があります。
もう1つの例として、特典航空券で乗る路線が、毎日運航から週3〜4便の運航になってしまい、出発日が2日間遅くなる、というようなケースも考えられます。
「旅行先での滞在が3泊の予定だったところ、出発が2日間遅れると、現地に1泊しかできなくなってしまう」
という理由でも、手数料無料で特典航空券をキャンセルできる可能性があります。
つまり、特典航空券をキャンセルする必要があっても、すぐに素直にキャンセルするのではなく、「もしかして、航空会社側がスケジュールを変更するかもしれない」と待つことが大事になります。
例えば、出発の4か月前に、仕事などの理由で、旅行ができないとわかるとします。しかし、出発するまでの4ヵ月間の間に、スケジュールが大幅に変更されるかもしれません。
もし運よく、スケジュールが大幅に変更されたり、減便などにより出発日などが変更になったり、利用する航空会社が変更になったら、
「それは本来予約した特典航空券とは異なるため、手数料無料でキャンセルできるべき」
と主張したら、キャンセル手数料が無料になる可能性があります。
(あくまでも可能性があるということになります。100%確約ではありません)
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ケース2:
「目的地の情勢悪化などの場合、台風などの天候悪化の場合」
上で紹介したケースは、航空会社によるスケジュール変更が原因でしたが、他に考えられるのが、目的地の情勢悪化や、台風などの天候悪化のケースです。
例えば、2012年の秋に、中国各地で反日デモが行われましたが、現地にいる邦人に被害が出るなど、中国での情勢悪化が懸念された時期がありました。
この時期ですが、ANAマイレージクラブ、JALマイレージバンク共に、中国・香港行きの特典航空券のキャンセルを、手数料無料にしてくれる例外を認めてくれました。
例えば、もし2012年10月に、特典航空券で中国に行く予定があり、予約したのが2012年4月だとします。そして、2012年5月に、個人的な理由で、特典航空券をキャンセルしようとします。
しかし、5月にキャンセルしてしまうと、取消手数料が発生してしまいます。ところが、出発の10月ギリギリまで待ってみたら、情勢悪化の理由により、特典航空券を無料でキャンセルできたことになります。
今回のケースでは、特典航空券を無料でキャンセルできる理由が「現地の情勢悪化」でしたが、他にも
「インフルエンザ・SARSなどのパンデミック」
「ある航空会社による大規模なスト」
などの理由により、急きょ特典航空券の無料キャンセルが認められる可能性もあります。
同時に、出発の前日になって、翌日に台風が直撃するのがほぼ確実である場合もあります。そのような場合も、特典航空券を無料でキャンセルできる可能性があります。これも、出発ギリギリまで予測することはできません。
つまり、理由は何にせよ、出発のギリギリまで、何か出来事が起こるかもしれないと待つことにより、特典航空券を無料でキャンセルできる機会があるかもしれないのです。
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特典航空券の無料キャンセルは、認めてくれない可能性のほうが高いと思うべき
このページのタイトル通り、上のケースでは、あくまでも特典航空券を無料でキャンセルできる「かもしれない」方法になります。
「かもしれない」と強調するのは、いくら同じような変更・状況でも、航空会社(のオペレーターや責任者)によっては、特典航空券を無料でキャンセルさせてくれないケースもあるからです。
ANAマイレージクラブやJALマイレージバンクのように、「中国の情勢が悪化したので、無料で特典航空券をキャンセルできます」のように公表したケースを除き、あとは「コールセンターのオペレーターや責任者次第になる」のが現状です。
例えば、中国の情勢悪化が心配で、某外資系マイレージプログラムのマイルで発券した、中国行きの特典航空券をキャンセルしたく、いざ連絡してみると、
「当社では、旅行を中止すべきという判断はしていないため、特典航空券をキャンセルする場合は手数料を負担していただきます」
と言われる可能性もあるわけです。
または、スケジュール変更により、現地到着が予定より6時間遅くなることが判明しても、
「乗る予定だった直行便ですと6時間遅くなりますが、ソウル経由にしてもらいますと、本来の到着時間と30分しか違わないので、大韓航空の利用をお願いします。こちらとしては代替の手段を提案できますので、キャンセルする場合は、通常通りキャンセル手数料が発生します」
と言われる場合もあります。
つまり、同じ状況でも、あるマイレージプログラムでは無料でキャンセルできても、あるマイレージプログラムでは手数料を請求される可能性もあるわけです。
また、同じ(または似たような)状況で、同じマイレージプログラムでも、オペレーターや責任者の判断によっては、特典航空券を無料でキャンセルできる場合もあれば、できない場合もあるわけです。
このような事情から、当サイトでは、「XXX航空のマイレージプログラムのマイルで、XXX行きの特典が、XXXが理由で、無料でキャンセルできた」という具体的な情報の掲載は控えさせていただくので、予めご了承ください。
もし、仕事などの事情で、予約済みの特典航空券をキャンセルしなければいけない場合は、出発ギリギリまでキャンセルするのを待つことにより、運が良ければ、無料でキャンセルできるかもしれません。
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