ストップオーバーという言葉を聞いたことはありますか。
これは「途中降機する」という意味で、「経由地で24時間以上滞在すること」を意味します。
例えば、成田〜台北〜バンコクと飛んだ場合、経由地である台北に数日間立ち寄ったのであれば、台北でストップオーバーしたことになります。
1回の旅行で、より多くの場所を訪れたい時には大変便利なストップオーバーですが、残念ながら、特典航空券の内容によっては、ストップオーバーが出来ないのが現状です。
例えば、全日空・ANAマイレージクラブ会員が、提携航空会社特典航空券を利用して、羽田→(ANA)→福岡→(アシアナ)→ソウルと飛びたいとします。
この場合、ANAマイレージクラブでは、「日本出発で、日本国内の都市を経由して海外へ飛ぶ特典旅行の場合、日本国内の経由地でストップオーバーは出来ない」というルールがあります。
つまり、上の旅程の場合、経由地である福岡でストップオーバーはできないことになります。
「24時間以内の乗り継ぎ」という方法も
しかし、ストップオーバーができないとあきらめてはいけません。まだ「24時間以内の乗り継ぎ」という方法があるのです。
24時間以内の乗り継ぎとは、そのまま「24時間以内に経由地で乗り継ぐこと」を表します。
つまり、ストップオーバーができない旅程でも、経由地での滞在時間が24時間以内であれば、約1日のストップオーバーができる可能性があるのです。
ここで「可能性がある」というのは、スケジュールによって、できる場合と、できない場合があるのです。
それでは、実際のスケジュールを参考にしながら、この「24時間以内の乗り継ぎでストップオーバーする方法」を探ってみたいと思います。
例1:
ANAマイレージクラブ、JALマイレージバンクでの
日本発、国内都市経由、海外行きの特典航空券
まず、上の全日空・ANAマイレージクラブの例を見てみます。ちなみに、日本航空・JALマイレージバンクでも同じルールとなっているので、JALマイレージバンクの特典でも活用することができます。
それでは、上の羽田〜福岡〜ソウルの旅程で、経由地の福岡で24時間以内ギリギリの乗り継ぎはできるのでしょうか。
なお利用航空会社は、羽田〜福岡間は全日空、福岡〜ソウル間はアシアナ航空になります。
経由地である福岡では、24時間以内の乗り継ぎが可能です。つまり、福岡に到着してから24時間以内にソウルへ出発すればいいわけです。
ということは、福岡到着後から2時間以内にソウルへ飛び立ってもいいですし、極端に言えば、23時間59分間まで滞在することもできるのです。
それでは、実際のスケジュールを見てみます。2009年3月のスケジュールの場合、アシアナ航空は福岡〜ソウル便を1日2便運航しています。そして、午前便の場合、福岡の出発時刻は11時50分です。
つまり、前日に乗る羽田〜福岡線では、福岡へ11時51分以降に到着する便に乗れば、福岡で24時間以内の乗り継ぎができることになります。
実際に羽田〜福岡線のスケジュールを見てみると、
羽田発:10時30分発
福岡着:12時25分着
というANA249便があります。
このANA249便は、11時51分以降に到着するので、24時間以内にソウルへ出発することができるのです。
実際の福岡での滞在時間は、12時25分から翌日の11時50分なので、23時間25分となります。
このスケジュールの場合、実質上約1日福岡に滞在することができるので、ルール上はストップオーバー不可になっている旅程でも、1日だけストップオーバーしたことになります。
特典旅行のルールは細かい
ここでは、ストップオーバーできない経由地で、「24時間以内の乗り継ぎルールを利用して1泊のストップオーバーをする方法」を紹介いたしました。
しかし、これはあくまでも、日本国内に立ち寄る場合です。
特典旅行での利用航空会社、スケジュール、経由地によっては、数時間以内に乗り継ぐ必要があり、1泊のストップオーバーが出来ない可能性もあります。
ここでは、故意に選んだ「1泊だけ出来るストップオーバーの例」を紹介しているだけであり、どの特典旅行でも同じことができるわけではないのでご注意ください。
また、各マイレージプログラムでは、独自の乗り継ぎルールを決めている場合があります。
例えば、一部のマイレージプログラムでは、「アメリカ国内線の特典旅行の場合、乗り継ぎは4時間以内にしなければならない」というルールがあります。つまり、経由地でのストップオーバーは出来ません。
また、本来24時間以内の乗り継ぎが出来るにも関わらず、「同日に乗り継ぎしなければならない」と言ってくるオペレーターも中にはいます。
「オペレーターによって違う回答が来るなんてとんでもない」と思われるかもしれませんが、我々マイレージ会員も、それだけルール(特に特典旅行の規約)は細かいことを覚えておく必要があります。
これは特典旅行だけに限ったことではありませんが、やはりここでも、「複数のオペレーターに同じ質問をしてみる」のが一番の対策になります(良い特典オペレーターに当たる3つのコツを参照)。
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