こんにちは。マイルで得得のデイビッドです。
ここ最近、突然の円高が注目されていますが、円高で損をされた人、逆にこれから得をしようと考えている人など、人それぞれだと思います。
ちなみに私ですが、先日オーストラリアドルを約62円で購入しました。いつかはわかりませんが、またオーストラリアに行ったときに少しでも得をしようと、今のうちに、ちょっとだけですが買ってしまいました。これ以上円高にならないといいのですが・・・。
円高のうちに、マイルを買えばお得
円高で思いつくのは、やはり「ドルやユーロで物を買うとお得になる」ということだと思います。数字が大嫌いな私でも、これぐらいの計算はできます(笑)。
円高でお得にできる買い物を考えたとき、やはりすぐに思いつくのは、海外旅行に行った時の買い物、外貨の購入などではないでしょうか。
しかし、我々マイラーこそ、円高の時にお得に購入できる、あるものがあることを忘れてはいけません。そのあるものとは、ずばりマイレージです。
日系である日本航空・JALマイレージバンク、全日空・ANAマイレージクラブは、マイルの購入サービスを行っていませんが、外資系マイレージプログラムでは一般的に行われています。
ここで注目すべきことは、外資系マイレージプログラムでのマイレージ購入金額は、外貨建てで計算されることです。
例えば、ユナイテッド航空・マイレージプラスの支払いはアメリカドルで、ルフトハンザドイツ航空・マイルズ&モアの支払いはユーロで行われます。
円高だろうが円安だろうが、外貨でのマイル購入料金はそのままです。つまり、円高(円が低い時)のうちにマイルを購入をすれば、その分お得に購入できることになります。
それでは、円高の時にマイルを購入すると、どれくらいお得になるのでしょうか。
まずはアメリカドル
まずは、アメリカドルです。アメリカドルなので、主にアメリカ系航空会社のマイレージプログラムが対象になります。
アメリカ系マイレージプログラムでは、当サイトで扱っている全てのマイレージプログラムで、マイルを購入することができます。
なお、例外として、アメリカ系ではないキャセイパシフィック航空・アジアマイル、エミレーツ航空・スカイワーズのマイル購入も、アメリカドルでの支払いになります。
では、円高の時にアメリカドルでマイルを購入すると、どれくらいお得になるのでしょうか。ここではユナイテッド航空(UA)・マイレージプラスを例にしてみます。
なお、ここでは、2008年8月時点の115円と、2008年10月時点の95円を比較してみます。
UA・マイレージプラスのマイル購入料金は、10,000マイルの場合、357アメリカドルになります。
357ドルを日本円で払う場合、115円、95円では次のようになります。
115円の場合 = 41,055円
95円の場合 = 33,915円
ということは、41,055−33,915=7,140なので、円高時に10,000マイルを購入すれば、7,140円も節約できることになります。
もちろん、20,000マイル、30,000マイルと購入マイル数が上がるにつれて、節約できる金額も上がることになります。
なお、マイレージプログラムによりマイルの購入金額は変わりますが、他のアメリカ系マイレージプログラムでも、上記と同じくらいのお得度になります。
ユーロもお得
続いて、ユーロを見てみます。
当サイトで扱っている中で、ユーロでマイルを購入できるのはアリタリア航空・ミッレミリア、ルフトハンザドイツ航空・マイルズ&モアになります。
なお、2008年10月現在、他のヨーロッパ系であるエールフランス航空(またはKLM)・フライングブルーでは、マイルの購入はできません。
では、円高時はどれくらいお得になるのでしょうか。ここではルフトハンザドイツ航空(LH)・マイルズ&モアを例にしてみます。
なお、ここでは2008年8月時点の165円と、2008年10月時点の120円を比較してみます。
LH・マイルズ&モアのマイル購入料金は、10,000マイルの場合、245ユーロになります。
245ユーロを日本円で払う場合、165円、120円では次のようになります。
165円の場合 = 40,425円
120円の場合 = 29,400円
ということは、40,425−29,400=11,025なので、円高時に10,000マイルを購入すれば、1万円を飛んで11,025円も節約できることになります。
オーストラリアドルもお得
人気のあるマイレージプログラムに比べると、日本でのカンタス航空(QF)・フリークエントフライヤーの会員数は少ないですが、久しぶりのオーストラリアドル安ということもあるので、カンタス航空のマイレージも見てみます。
カンタス航空はオーストラリアの航空会社なので、QF・フリークエントフライヤーのマイル購入は、オーストラリアドルでの支払いになります。購入料金ですが、10,000マイルの場合は、335オーストラリアドルになります。
ここでは、2008年6月時点の100円、2008年10月時点の60円で比較してみます。
335ドルを日本円で買う場合、100円、60円では次のようになります。
100円の場合 = 33,500円
60円の場合 = 20,100円
ということは、33,500−20,100=13,400なので、円高時に10,000マイルを購入すれば、13,400円もお得にマイルを購入することができます。
クレジットカードの為替レートに注意
このように、アメリカドル、ユーロ、オーストラリアドルを見てみましたが、円高時は、マイルを買うのに最適なタイミングになります。
ただし、1つだけ注意することがあります。それは、マイル料金の支払いはクレジットカード払いになります。そして、外貨でカード払いした場合、利用日ではなく、あとの日の為替レートが適用されるということです。
例えば、今日マイルをアメリカドルで購入したとします。しかし、今日のレートが95円だとしても、95円でカード払いになるとは限りません。
極端な話、一週間後に105円に上がってしまえば、105円のレートが適用される可能性もあります。
この件について私は全くわからないので、いくつかのクレジットカード会社で聞いてみました。すると、全てのカード会社で同じような回答が来ました。回答は
「為替レートはカードご利用日のものではなく、各お店が売り上げ処理を行った日のレートが適用されます。なので、カードご利用日のレートがそのまま適用されるわけではありません」
という内容でした。
それでは、売り上げ処理とはいつ行われるのかを聞いてみると
「それは各お店やサイトによって異なるので、数日以内のレートが適用されることもあれば、約1ヵ月後のレートが適用される場合もあります。なので、為替レートがかなり違うのはなぜ?という電話が来ることもあります」
とのことでした。
つまり、円高だからとウハウハしながらマイルを購入しても、場合によっては、少し円安(円が上がる)のレートが適用されてしまい、お得度が減ってしまう可能性もあります。
このクレジットカード払いで適用されるレートに対して、我々利用者はどうすることもできないとのことです。
なので、マイルをカード払いで購入する以上、為替レート変動のリスクも少なからずはあるということを覚えておく必要があります。
いずれマイルを買うという方は、円高のうちに購入すれば、その分お得にマイルを獲得することができます。 |