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2017年4月1日

アメリカン・エキスプレス・カードのポイント:
ポイント→外資系航空会社への交換率が改悪


アメリカン・エキスプレス・カードのポイント「メンバーシップ・リワード・ポイント」では、ポイントを航空会社マイルへ交換できるレートが引き下げられます。

詳細は以下の通りです。

●変更日
2017年4月1日交換分から

2017年3月31日までに交換申請をした分は、変更前の交換レートで交換することができます。

●変更されるポイント
以下のクレジットカードで貯められる、メンバーシップ・リワードのポイント

アメリカン・エキスプレス・カード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
・アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
・アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
・アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

なお、同じメンバーシップ・リワード・ポイントが貯まるカードでも、
以下のカードは、今回の改悪の対象にはなりません

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード


●変更対象の航空会社マイル
ANAマイレージクラブを除く、全ての外資系航空会社のマイル

現在、アメリカン・エキスプレスのメンバーシップリワード・ポイントは、以下14社の外資系航空会社・マイレージプログラムのマイルに移行することができます(1ポイント→1マイル)。

デルタ航空・スカイマイル
キャセイパシフィック航空・アジアマイル
チャイナエアライン・ダイナスティフライヤー
シンガポール航空・クリスフライヤー
タイ国際航空・ロイヤルオーキッドプラス
エミレーツ航空・スカイワーズ
・エティハド航空・エティハドゲスト
カタール航空・プリビレッジクラブ
エールフランス航空・フライングブルー
アリタリア航空・ミッレミリア
ブリティッシュエアウェイズ・エグゼクティブクラブ
・フィンランド航空・フィンエアープラス
スカンジナビア航空・ユーロボーナス
ヴァージンアトランティック航空・フライングクラブ

ANAマイレージクラブのマイルへポイントを交換する場合は、今回の改悪の対象にはなりません。2017年4月1日以降も、現在と同じレートで交換することができます。

●変更後の交換レート
2017年
3月31日
交換分まで
2017年
4月1日
交換分から
1,000 ポイント

1,000 マイル
1,250 ポイント

1,000 マイル
カード利用
100円で
1ポイント
貯まるので、

100円で
1マイル
貯まる計算
カード利用
100円で
1ポイント
貯まるので、

100円で
0.8マイル
貯まる計算


変更前は100円で1マイル貯まるのが、変更後は100円で0.8マイル貯まることになり、航空マイルを貯めているマイラーにとっては改悪となります。

アメリカン・エキスプレス・カードのポイントは、条件を満たせば無期限で貯めることができるため、大量のポイントを保有している方も多いかもしれません。

ANAマイル以外の、外資系航空会社のマイルへ交換を予定されている方は、2017年3月31日までに交換手続きをされることをおすすめします。

ただし、アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードで貯めたポイントは、今回の改悪の対象外になるので、2017年4月1日以降も、1ポイント→1マイルのレートで、ポイントを交換することができます。

どの航空会社マイルへの交換がお得なのか?


アメリカン・エキスプレス・カードのポイントは、14社もの外資系航空会社のマイルへ交換することができますが、どこに交換すればいいのでしょうか。

お得な使い方の一部例は以下の通りです。

行き先
(クラス)
航空会社/
必要マイル数
日本国内線

JAL・普通席
ブリティッシュエアウェイズ
往復9,000マイル〜
インド

ビジネスクラス
チャイナエアライン
50,000マイル
ヨーロッパ

エコノミークラス
エールフランス/KLM
40,000マイル

(キャンペーン実施時)
東南アジア

シンガポール航空
A380/B777-300ERの
最新ビジネスクラスも
選択可能
シンガポール航空
68,000マイル

(オンライン予約限定)
南アフリカ

ビジネスクラス
シンガポール航空
130,000マイル
シドニー

JALエコノミークラス
エミレーツ航空
40,000マイル


特に(日本在住の)日本人にとって魅力的なのは、ブリティッシュエアウェイズのマイル(Aviosポイント)の、4,500マイルのJAL国内線・片道特典航空券になります。往復でも9,000マイルだけ済みます(羽田〜沖縄など一部長距離路線を除く)。

上記外資系航空会社のマイルを既に貯めていて、アメックスのポイントから交換したマイルも一緒に使う予定の方は、2017年3月31日までに交換されることをおすすめします。

しかし、特に特典航空券でどこに行きたいか決まってなく、改悪されるからという理由で、外資系航空会社のマイルへ一気にポイントを交換するのに抵抗がある方は、あえてポイントのままキープするのも1つの選択肢です

今回の交換レート改悪の対象外になるANAマイレージクラブですが、特典航空券の必要マイル数チャートを見てみると、外資系航空会社のマイレージプログラムと比べて、必要マイル数が少なめの設定になっているのがわかります(一部方面を除く)。

もちろん、ANAマイレージクラブの特典航空券マイル数チャートが将来改悪される可能性もありますが、現在のところ、交換レートが改悪されないANAマイルへ交換することを前提として、ポイントはそのまま保有し続けるのもありかもしれません。

ただし、ANAマイレージクラブへは、年間8万ポイント(8万マイル)までの移行制限があります。なので、一度に16万マイル分交換して、ヨーロッパへのビジネスクラス特典航空券2人分を予約するようなことはできないので注意が必要です。

(※ANAアメリカン・エキスプレス・カードで貯めたポイントは、移行制限なしに、好きな分だけポイントをANAマイルへ交換することができます)

大量のポイントを、特定のマイレージプログラムのマイルに交換することもリスク


例えば、JAL国内線に少ないマイル数で飛ぶために、今まで貯めてきたアメックスの9万ポイントを、一気にブリティッシュエアウェイズの9万マイルへ交換するとします。

現在の特典航空券マイル数チャートだと、(沖縄などの長距離路線を除き)、1往復9,000マイルで乗れるので、9万マイルだと10往復できる計算になります。

しかし、ブリティッシュエアウェイズ・エグゼクティブクラブ側が、急きょ予告なしに、必要マイル数を引き上げるリスクも、少なからずあるわけです

これが、20万、30万ポイントのように、更に多いポイント数になると、1つの航空会社のマイルだけに、集中して交換するのは、少し考えたほうがいいかもしれません。

しかし、数十万ポイントを一気に交換した後に、その数十万マイルを一気に使ってしまう予定の場合は、それほどの心配は必要ないかもしれません。

今回の外資系航空会社マイルへの交換レート改悪を含む、アメックスのメンバーシップリワード・ポイントの変更内容に関する詳細は、アメリカンエキスプレスの公式サイトでご確認ください

代替のクレジットカードになるのが、スカイ・トラベラー・カード


マイルへの交換レートが改悪されるのは、あくまでもプロパーカードで貯まるメンバーシップ・リワード・ポイントだけになります。

改悪前のアメックスのポイントと同じ、

「ANAだけでなく、外資系航空会社のマイルも、100円で1マイル貯まる」

「ポイントは無期限で貯まる」

「ポイントをマイルに交換できる提携航空会社が多い」


の3つのメリットを備え持っているのが、

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード

になります。

ANAではなく、ブリティッシュエアウェイズ・エグゼクティブクラブ、エミレーツ航空・スカイワーズなど、外資系航空会社のマイルをメインに貯めたい方は、上記のカードを、メインカードとして使うのがおすすめです。


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※ このページの情報は2017年4月現在のもので、予告なしに変更されることがあります。