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(更新:2023年6月)

ドーハ/ハマド空港
乗り継ぎレポート
(カタール航空利用時)

ドーハ空港 乗り継ぎレポート (カタール航空利用時)

※ このページでは、カタール航空で日本→ドーハ→国際線と飛ぶ場合、ドーハ空港で乗り継ぐ時の様子を、詳しく解説しています。





目次



基本的に、日本の出発空港で、乗り継ぎ便の搭乗券も受け取る


今回飛んだ区間は、成田→ドーハ→ドバイです。

基本的には、日本の出発空港のカウンターで、成田→ドーハ、ドーハ→ドバイと、乗り継ぎ便の搭乗券も一緒に渡されます。最終目的地がヨーロッパの場合も同じです。

ちなみに、発券システムのエラー等で、乗り継ぎ便の搭乗券を受け取れなくても大丈夫です。乗り継ぐドーハ空港のカウンターに寄れば、乗り継ぎ便の搭乗券を発券してくれます。


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預けた手荷物は、ドーハ空港で引き取る必要なし


ドーハ空港で乗り継ぐ時、日本の出発空港で預けたスーツケース等の荷物は、引き取る必要はありません。最終目的地で受け取ります。

例えば、羽田→ドーハ→パリと飛ぶ場合、羽田空港で預けたスーツケース等の荷物は、最終目的地のパリで受け取ることになります。


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ドーハ空港のターミナルマップ・構内図・ゲート


ドーハ空港 乗り継ぎ 進路

ドーハ空港・ターミナルマップです。

飛行機を降りた後、
緑の矢印のように進むと、緑色の丸がある辺りに、乗り継ぎ用の保安検査場があります。

カタール航空利用のターミナルは、ゲートはA〜Eの5つのエリアに分かれていますが、ターミナルは1つになります。降機後、ターミナル内に入ると、保安検査場へ矢印があるので、それに沿って進んでいきます。


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最低の乗り継ぎ時間 & 実際にかかった乗り継ぎ時間


↓カタール航空が定めている、最低の乗り継ぎ時間
国際線 → ドーハ → 国際線
45分
↓実際に乗り継ぎにかかった時間
29分

(飛行機を降機して、Transfer方向へ数分歩き、保安検査を通り、乗り継ぎ便が出発するゲートエリアまでにかかった時間)

(乗り継ぎ便の出発ゲートが、ターミナルの端にある場合は、10-15分程度をプラス)


成田→ドーハ→カイロのように、カタール航空が定めている最低乗り継ぎ時間は45分です。

実際にかかった時間は29分と、比較的短い時間になりました。予約上の乗り継ぎ時間が50〜60分のように短くても、基本的には乗り継ぎができることになります。

ただし、ドーハの到着便が集中する時間帯だと、荷物検査の列が長い可能性もあり、プラス10〜20分かかる場合もあります。

ちなみに、ドーハ到着が遅れて、乗り継ぎ便の出発まで45分をきっている場合は、飛行機を降りたら、そこに待機しているスタッフに声をかけると対応してくれます。

カウンターのスタッフによると、ドーハ空港では約9割の乗客が乗り継ぎ客ということなので、ドーハ空港のスタッフは、乗り継ぎの対応に慣れている感じです。


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乗り継ぐ手順:
(日本→ドーハ→国際線)
(日本へ帰国する時も同じ)


まず、ドーハ空港に着いた後の、大まかな順序は、

1.
「降機」
 (バスの場合は、まずはバスに乗り、ターミナルまで移動)

2.
「Transfer 方面に歩く」

3.
「乗り継ぎカウンター」
 (乗り継ぎ便の搭乗券がある場合はスキップ)

4.
「保安検査(荷物検査)」

5.
「各ゲートへ向かう」


となります。

それでは写真と共に、細かくお伝えします。


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1.
降機し、Transfer方向へ進む
(バスに乗る場合もあり)


ドーハ空港 乗り継ぎ 降機

飛行機を降りて、ターミナル内に入ります。1つ上の階へ上がります。

ドーハ空港 乗り継ぎ Transfers方向に進む

ターミナル内に入ったら、「Transfers」の方向へ進みます。しばらくは「Arrivals」も同じ方向です。

ドーハ空港 乗り継ぎ 保安検査場まで歩く

ゲートが端のほうだと、保安検査場まで、このような道を5−10分ほど歩きます。「Arrivals」も同様です。

ドーハ空港 乗り継ぎ 保安検査と入国審査の分かれ道

進んでいくと、途中分かれ道がありますが、「Transfers」方向に進みます。「Arrivals」は入国審査です。

ちなみに、乗り継ぎに6−7時間以上ある場合、ささっと入国して、1−2時間だけカタールを観光しようと思う方もいるかもしれませんが、日本ほど交通整備もしっかりしていないので、Transfersへ進み、空港内で待機することをおすすめします。


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2.
乗り継ぎカウンター
(乗り継ぎ便の搭乗券がある場合はスキップ)


Transferのエリアに来たら、
「Transfer Security」(保安検査)

「Transfer Desk」(乗り継ぎカウンター)

があります。

ドーハ空港 乗り継ぎ 荷物検査場と乗り継ぎデスク

このように分かれています。

ドーハ空港 乗り継ぎ トランスファーデスク

乗り継ぎデスクです。

乗り継ぎ便の搭乗券がある場合は、乗り継ぎデスクはスルーして、保安検査へ進みます。搭乗券があっても、座席変更などの手続きが可能です。

乗り継ぎ便の搭乗券がない場合は、このカウンターでパスポートとEチケットを提示すれば、乗り継ぎ便の搭乗券を発券してくれます。

ドーハ到着が遅延して、乗り継ぎ便に間に合わなかった場合も、このトランジットデスクで対応してくれます。基本的には、次の便に振り替えてくれる対応がほとんどです。


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3.
保安検査(荷物検査)


続いてセキュリティチェックです。

ドーハ空港 乗り継ぎ 保安検査場

荷物検査場です。

今回は空いていましたが、混雑時だと、保安検査だけで20分以上待たされることもあります。

保安検査では係員に搭乗券を提示します。ノートパソコンを出したり、基本的な手続きは同じです。

1つ嬉しいことに、
飲み物類は廃棄する必要がありません。出発空港で購入した飲み物や、機内で飲み残したドリンク類は、保安検査場を捨てず持ったまま通過できます。

乗り継ぎだけでも、多くの空港では飲み物類を捨てる必要があるので、ありがたい対応です。特に空港ではペットボトル1本でも数百円するところが多いので。


保安検査場でのルールは、予告なしに変更される可能性があります。


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4.
掲示板で出発ゲートを確認


保安検査を終えてすぐにところに、出発便の電光掲示板があります。

ドーハ空港 乗り継ぎ 出発便の電光掲示板

出発便の電光掲示板です。出発便のゲート番号、定刻かどうかを確認します。

ここの掲示板付近は混雑していることが多いので、人がたくさんいて落ち着かない場合は、出発ゲートエリアへ進み、そこにある掲示板で確認するのもありです。


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5.
搭乗ゲートへ向かう


ゲート番号を確認したら、その搭乗口を目指します。

ドーハ空港 乗り継ぎ ターミナルマップ・地図

ターミナル内は、A/B/C/D/Eの5つのエリアに分かれています。目印として、中心部に大きな黄色いテディベアが置かれています。

ドーハ空港 乗り継ぎ テディベアが目印

これが巨大なテディベアです。同行者と待ち合わせする時も、ここが便利かもしれません。

ドーハ空港 乗り継ぎ 各ゲートへの標識

テディベアを頼りにしなくても、このようなゲートの標識があるので、相当する方向へ進みます。

ドーハ空港 乗り継ぎ 各ゲートへの通路

ゲートが遠めのD/Eでも、歩道エスカレーターがあるので、歩道エスカレーターの上をさらに歩けば、10−15分程度で着きます。

ドーハ空港 乗り継ぎ ゲートに到着

各ゲートに着くと、このようにゲート番号があります。各ゲートには、次の便の便名・行き先が表示されているので再確認します。


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入国する必要はないので、入国審査・税関はなし


上記の説明のように、ドーハ空港では入国する必要がないので、入国審査・税関共にありません。

アメリカのように、乗り継ぎだけでも、入国しなければならない手間がないので楽です。

ちなみに、乗り継ぎに5−6時間以上あると、せっかくだからカタールに入国して市内観光しよう!と思われる方もいるかもしれませんが、カタールはイスラム教の国であり、入国後に思いがけないトラブルに巻き込まれると面倒なので、冷房の効いた空港内で待機されることをおすすめします。


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喫煙所


ドーハ空港・第2ターミナルの制限エリア内に、喫煙室が用意されています。

喫煙室の場所:
A1番ゲート近く(手前)
B1番ゲート近く(手前)
C4番ゲート近く
D20番ゲート近く
E20番ゲート近く

乗り継ぎの場合、保安検査を済ませた後の出発ゲートエリアにあります。

保安検査場が混んでいる場合は、降機してから喫煙所に着くまで、20−30分かかるケースもあります。


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WIFI・インターネット


ドーハ空港の、WIFIに関してです。

↓無料WIFI
あり
↓パスワード
必要なし
↓時間制限
なし
↓WIFIの速度
普通


ドーハ空港 乗り継ぎ WIFI

WIFIのネットワーク名は

「Free Internet By HIA」

です。パスワードは必要ありません。ネットワーク名は予告なしに変更される可能性があります。

ドーハ空港 乗り継ぎ インターネットコーナー

無料でインターネットが使えるパソコンも設置されています。しかもアップルのImacです。さすがオイルマネーで潤っているカタールという感じです。


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仮眠エリア


ドーハ空港では、乗客のほとんどが乗り継ぎ客ということもあり、仮眠エリアが充実しています。

カタール航空利用の場合、
ドーハ到着が深夜または早朝になり、しかも乗り継ぎ時間が6時間以上になるケースもあるので、疲れている時は、仮眠場所を確保することが大事になります

主な仮眠エリアは、テディベアの後ろを進んだ辺りにあります。

ドーハ空港 乗り継ぎ 横になれるソファー

ゆったり横になれるソファーがあります。これは数があまり多くありません。

ドーハ空港 乗り継ぎ 仮眠エリア

仮眠用チェアーです。

ドーハ空港 乗り継ぎ 床に寝ている人たち

床に寝てる人も多くいます。

ドーハ空港 乗り継ぎ 2つの椅子をくっつけて寝る人

上記のソファー席・仮眠用チェアがなくても、このように通常のソファー席を2席くっつけて、横になっている人もいます。もう早い者勝ちのようです。

ドーハ空港 乗り継ぎ 通常のベンチはひじ掛けがあり横に慣れない

ちなみに、搭乗ゲートにあるベンチには、このように1席ずつひじ掛けがあるので、横になるのは難しいです。

上記のようなベンチで寝るのが不安という方は、空港ラウンジ内にある仮眠エリアまたは仮眠カプセルを利用されることをおすすめします


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フードコート・レストラン・コンビニなど


ドーハ空港 乗り継ぎ フードコート

フードコートがあります。写真に写っているのはバーガーキングです。フードコートは24時間営業です(一部お店を除く)。

ドーハ空港 乗り継ぎ コンビニ

コンビニ系のショップもあります。各種ドリンク類のほか、サンドイッチなどの軽食も売っています。

ドーハ空港 乗り継ぎ ショップ・免税店

Duty Free ショップです。お土産類のほか、チョコレートなどのお菓子類も売っています。

ドーハ空港 乗り継ぎ 米ドルで払える

一部ショップを除き、値段はカタールの通貨「リヤル」、米ドルの両方で記載されています。米ドルで判断できます。例えば、118カタールリヤルがいくらか不明でも、32米ドルならわかります。


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まとめ・感想・評価


ドーハ空港で乗り継ぎした時の、感想・まとめは以下の通りです。

メリット:

・乗り継ぎの場合は入国審査がなく、流れがスムーズでわかりやすい

・到着便・出発便のゲートにもよるが、保安検査場がすいていると、20−30分程度で乗り継ぎできる

・無料の仮眠エリアが充実している


デメリット:

・到着便が集中するため、乗り継ぎ用の保安検査場が混雑するケースが多い

・ラウンジや施設はターミナル中心部に集中しており、ターミナル端に行ってしまうと、ほとんど何もない(ゲートだけ)


以上、ドーハ空港での乗り継ぎレポートでした。




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