マイレージプログラムによって有効期限は異なりますが、以下の3つのうち、どれか1つに相当します。
1−有効期限が3年のように、設定されている
2−3年以内にマイルの加算・使用があれば更に延長される
3−有効期限がない
マイレージプログラムを上手に利用するにあたって、有効期限はとても重要な部分です。あと少しで特典旅行ができるのに、マイルが失効してしまった!という悲劇は避けたいものですよね。
特典旅行を楽しむには、マイルが失効してしまう前にマイルを使うことが大前提です。ここでは、3つのタイプの特徴を述べたいと思います。
タイプ1:
有効期限が3年のように設定
頻繁なフライトや計画が大事に
まず、1番目の有効期限が設定されている場合ですが、日系2社のプログラムは両方ともこの類になります。
全日空・ANAマイレージクラブ、日本航空・JALマイレージバンクとも、有効期限は入会年の翌々年の年末となっています。例えば、2005年に獲得したマイルの有効期限は2007年の年末、2006年に獲得したマイルの有効期限は2008年の年末になります。
例えば、2005年の年末近くにマイルを獲得した場合、実質上そのマイルの有効期限は約2年間になってしまい、とても使い勝手が悪いです。
それでは、このように有効期限があるマイレージプログラムにたいしてどうすれば良いのでしょうか。
なーんだ、と思われるかもしれませんが、1番の方法は有効期限のあるプログラムは避けることです。
上記の日系のプログラムをはじめ、アジア系エアラインのマイレージプログラムには、この有効期限がついているパターンが多いです。
ただし、全ての人が有効期限付きのマイレージプログラムを避けることはありません。例外もあります。
例外1:
ビジネス・ファーストクラスを利用する人
その例外の1つが主に長距離国際線でビジネスクラス・ファーストクラスの上級クラスを利用する方です。
上級クラスの加算率はプログラムにより異なりますが、最低でもビジネスは125%、ファーストは150%と高めに設定されています。その分マイルが貯まるペースも速くなります。
日系プログラムは加算率が低く、有効期限もあり評判は良くないですが、1つ強みがあります。それは特典旅行必要マイル数の少なさです。
ほとんどの方面へ、他社のマイレージプログラムより少ないマイル数で特典旅行を利用できます。なので有効期限内に特典旅行ができる可能性が高いということになります。
例えば、JALマイレージバンクの日本−オーストラリア間・エコノミーの必要マイル数は40,000マイルです。しかし、他のプログラムでは最低50,000マイルは必要になります。
ビジネス、ファーストは加算率が高いので、数万マイルは有効期限内に貯められる可能性が十分にあります。
例外2:
エコノミーでも長距離国際線をよく利用する人
もう1つの例外が、加算率の悪いエコノミークラスでも年間に2,3回以上は必ず長距離国際線を利用し、有効期限内に特典旅行必要マイル数に達する可能性がある方です。旅行回数が多い分、加算率の悪さをカバーすることができます。
例えば、JALマイレージバンクの会員が、ツアーを利用して日本航空でロンドンへ年に2回行くとします。日本航空をツアーで利用した時の加算率は50%です。なので1往復で約6,200マイル貯まります。
年に2回ロンドンへ行くので1年で約12,000マイル貯まります。これを3年続けると約36,000マイル貯まります。
ちなみに、日本航空をツアーで利用しても加算率を100%にする方法があります。この方法を実践した場合、上記の例の2倍のマイル数が貯まり、特典の行き先も一気に多くなります。
36,000マイルあれば、アジアであれば行き先はたくさんあります。20,000マイルで中国へ行ってもいいですし、35,000マイルでバンコクやシンガポールなどの東南アジアにも行けます。
もし有効期限内に35,000マイルも貯められないという方も、15,000マイルであれば実現できる確率は高くなります。毎年5,000マイル以上獲得すればいいので、毎年海外旅行に行くという方には確実です。
例えば、毎年1回ツアーで日本航空・成田−ロサンゼルス間を往復した場合、毎年約5,100マイル貯まります。これを2005年から3年間続けると、2007年までに15,000マイル貯まることになります。15,000マイルあれば、日本国内線や韓国への特典旅行が利用できます。
上の例のように、1年に1回だけでも海外旅行で長距離国際線を利用する方には行き先は限られてしまいますが、特典航空券を利用できるチャンスが十分にあるということを覚えておいてください。
タイプ2:
マイル加算・使用する度に3年延長される
3年に1回旅行に行く人は安心
有効期限の2つ目のパターンが、3年に1回でもマイルを加算・使用する度に、更に3年延長されるプログラムです。
この種類のプログラムは、主にアメリカ・ヨーロッパ系エアラインが実施しています。毎年必ず飛行機に乗るかわからないけど、3年に1回は必ず乗るという方にお奨めのパターンです。
マイルに興味をお持ちの方は、おそらく3年に1回は海外旅行に行かれると思います。つまりマイルは半永久的に失効しないことになります。
ただし、中には様々な事情があり3年間全く旅行ができないという方もいるかもしれませんよね。
それでも大丈夫です。3年に1回でもマイルの加算・使用があればいいわけです。ここで「加算」という意味に注目してみたいと思います。
マイルを加算する方法は、別に飛行機だけではないのです。
提携ホテルに泊まったり、提携クレジットカードを使ったりしてもマイルは加算され、有効期限も延長されるのです。
なので、あと少しで有効期限が切れるけれど飛行機に乗る時間がないという方は、上記の方法で有効期限を延長させることができます。
例えば、提携クレジットカードで本を1冊買っただけでも有効期限は延長されるので非常に便利です。
加算の次は「使用」に注目です。マイルを使用しても有効期限は延長されます。なので有効期限が近いけれど旅行に行くお金がないのであれば、思い切って特典旅行を利用してしまうのも1つの方法です。
もちろん十分なマイル数がないと無理ですが...
例にユナイテッド航空・マイレージプラスを見てみます。
マイレージプラスでは、15,000マイルで全日空国内線特典旅行が利用できます。国内旅行であれば、週末などの短期間でもできます。
15,000マイル以上あり、マイルを無駄にしたくないのであれば、マイルを使ってしまうのもOKです。
たくさんのマイル数があり、15,000マイルくらい平気という方は特典旅行を楽しみながら有効期限も延長でき一石二鳥です。
ただし、ここで1つ注意することがあります。プログラムによっては「加算」の意味に条件をつけている場合があります。
例にエールフランス航空・フライングブルーを見てみます。
フライングブルーのマイル有効期限は、3年に1回でもマイルの加算があれば更に3年間延長されます。しかし、この「加算」とはスカイチーム系エアラインでのマイルのみ対象になるのです。
フライングブルーは、スカイチーム系以外に日本航空やマレーシア航空とも提携しており、これらの航空会社でもマイルを獲得できます。しかし有効期限は延長されないので注意が必要です。
タイプ3:
有効期限がないパターン
心配は一切なし
最後に有効期限がないパターンですが、この種のマイレージプログラムは徐々に増えています。この種の最大のメリットはマイルの失効を心配せず自分のペースでマイルを貯められることです。
このパターンの代表的なプログラムとして、ノースウェスト航空・ワールドパークスやコリアンエアー・スカイパスなどが挙げられます。
以上3つのタイプを比べましたが、ビジネス・ファーストクラスを利用しない方、年間に何回も長距離国際線を利用しない方は、有効期限が延長される、又は有効期限がないプログラムを選ぶことをおすすめします。
各マイレージプログラムの有効期限、有効期限の延長条件は、各マイレージプログラムの詳細でご確認ください。 |