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マイレージプログラムの選び方
その03:
マイルの有効期限

マイレージプログラムによって有効期限は異なりますが、以下の3つのうち、どれか1つに相当します。

1.有効期限が「3年」のように、期間が設定されている
2.期限以内にマイルの加算・使用があれば更に延長される
3.有効期限がない(無期限)


マイレージプログラムを上手に利用するにあたって、有効期限はとても重要な部分です。

特典航空券をうまく利用するには、マイルが失効してしまう前にマイルを使うことが大前提です。ここでは、3つの有効期限タイプの特徴を述べたいと思います。

タイプ1:
有効期限が3年のように設定されていて
有効期限の延長も不可。
頻繁なフライトや計画が大事に


まず、有効期限が設定されていて、期限を延ばすこともできないタイプですが、日系2社のマイレージプログラムは両方ともこの類になります。

全日空・ANAマイレージクラブ日本航空・JALマイレージバンクとも、有効期限は3年間(36ヶ月)となっています。

例えば、2010年6月に獲得したマイルの有効期限は2013年の6月末、2011年6月に獲得したマイルの有効期限は2014年の6月末になります。

それでは、このように有効期限があるマイレージプログラムに対して、どうすれば良いのでしょうか。

1番確実の方法は
「有効期限があり、有効期限を延長できないタイプのマイレージプログラムは避けること」です。

上記の日系マイレージプログラムをはじめ、アジア系エアラインのマイレージプログラムには、有効期限が設定されていて、なおかつ延長できないパターンが多いです。

ただし、全ての人が、有効期限付きのマイレージプログラムを避けることはありません。例外もあります。

【例外1】
:ビジネスクラス・ファーストクラスを利用する人


その例外の1つが、
主に長距離国際線でビジネスクラス・ファーストクラスを利用する方です。

上級クラスのマイル加算率はマイレージプログラムにより異なりますが、最低でもビジネスは125%、ファーストは150%と高めに設定されています(例外あり)。その分マイルが貯まるペースも速くなります。

また、日系マイレージプログラムはマイル加算率が低く、有効期限もあるという意味では使い勝手があまり良くありませんが、1つ強みがあります。それは
特典航空券の必要マイル数の少なさです。

ほとんどの方面へ、他社のマイレージプログラムより少ないマイル数で特典旅行を利用できます。なので、
有効期限内に特典旅行ができる可能性が高いということになります。

例えば、JALマイレージバンクの日本〜オーストラリア間・エコノミーの必要マイル数は40,000マイルです。しかし、他のマイレージプログラムでは最低50,000マイルは必要になります。

ビジネスクラス、ファーストクラスはマイル加算率が高いので、数万マイルは有効期限内に貯められる可能性が十分にあります。

【例外2】
:エコノミーでも長距離国際線をよく利用する人


もう1つの例外が、加算率の悪いエコノミークラスでも、年間に2,3回以上は必ず長距離国際線を利用し、有効期限内に特典航空券の必要マイル数に達する可能性がある方です。旅行回数が多い分、加算率の悪さをカバーすることができます。

例えば、JALマイレージバンクの会員が、ツアーを利用して日本航空でロンドンへ年に2回行くとします。日本航空をツアーで利用した時の加算率は50%です。なので1往復で約6,200マイル貯まります。

年に2回ロンドンへ行くので1年で約12,000マイル貯まります。これを3年続けると約36,000マイル貯まります。

ちなみに、日本航空をツアーで利用しても加算率を100%にする方法があります。この方法を実践した場合、上記の例の2倍のマイル数が貯まり、特典の行き先も一気に多くなります。

36,000マイルあれば、アジアであれば行き先はたくさんあります。20,000マイルで中国へ行ってもいいですし、35,000マイルでバンコクやシンガポールなどの東南アジアにも行けます。

もし有効期限内に35,000マイルも貯められないという方も、15,000マイルであれば実現できる確率は高くなります。毎年5,000マイル以上獲得すればいいので、毎年海外旅行に行くという方には確実です。

例えば、毎年1回ツアーでJAL・成田〜ロサンゼルス間を往復した場合、毎年約5,100マイル貯まります。これを3年間続けると、期限内に15,000マイル貯まることになります。15,000マイルあれば、日本国内線や韓国への特典旅行が利用できます。

上の例のように、1年に1回だけでも海外旅行で長距離国際線を利用する方には
行き先は限られてしまいますが、特典航空券を利用できるチャンスが十分にあるということを覚えておいてください。

(参考ページ:ANAマイルを実質無期限で貯めていく方法

タイプ2:
マイル加算・使用する度に
有効期限が延長されるタイプ

有効期限の2つ目のタイプが、有効期限内にマイルを加算・使用する度に、更に有効期限が延長されるマイレージプログラムです

この種類のマイレージプログラムは、主にアメリカ・ヨーロッパ系エアラインが実施しています。飛行機には頻繁には乗らないけれど、期限内に1回は必ず乗るという方にお奨めのパターンです。

マイルに興味をお持ちの方は、おそらく数年に1回は旅行に行かれると思います。つまり、
マイルは半永久的に失効しないことになります。

ただし、中には様々な事情があり、3年間全く旅行ができないという方もいるかもしれません。

それでも大丈夫です。3年に1回でもマイルの加算・使用があればいいわけです。ここで「加算」という意味に注目してみたいと思います。

マイルを加算する方法は、別に飛行機だけではないのです


提携ホテルに泊まったり、提携クレジットカードを使ったりしてもマイルは加算され、有効期限も延長される
のです(例外あり)。

なので、あと少しで有効期限が切れるけれど飛行機に乗る時間がないという方は、上記の方法で有効期限を延長させることができます。

例えば、提携クレジットカードで本を1冊買っただけでも、有効期限は延長されるので非常に便利です。

また、一部のマイレージプログラムでは、貯めた提携ポイントをマイルに交換して、有効期限を延長する方法もあります。無料でポイントを集めれば、無料で有効期限も延長できることになります。


タイプ3:
有効期限がないタイプ。
心配は一切なし


最後に、マイルの有効期限がない無期限タイプです。この種の最大のメリットは、
マイルの失効を心配せず自分のペースでマイルを貯められることです。

昔は、旧コンチネンタル航空・ワンパス、旧ノースウエスト航空・ワールドパークス、大韓航空・スカイパス、アリタリア航空・ミッレミリアなど、有効期限のないマイレージプログラムもそれなりにありました。

しかし、現在はほとんどないのが実情です。当サイトで紹介しているマイレージプログラムの中で、唯一有効期限がないのはデルタ航空・スカイマイルのみになります。

ただし、提携クレジットカードを持っていたり、上級会員であれば、マイルを無期限で貯められるといった例外のあるマイレージプログラムも一部あります。

以上、3つのタイプを比べましたが、ビジネスクラス・ファーストクラスを利用しない方、毎年のように長距離国際線を利用しない方は、有効期限が延長される、又は有効期限がないプログラムを選ぶことをおすすめします。

各マイレージプログラムのマイル有効期限は、マイレージプログラム別、マイル有効期限の比較一覧表でご確認ください。


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